2009年01月03日(土) |
地元で火災発生!頑張る市民消火隊 |
正月気分の今日、夕食を済ませ、ビ−ルいえ、発泡酒で機嫌よく過ごしていると、娘が「何か煙臭い!」と言ってきた。そういえば、なにやら消防車のサイレンも聞こえる。自宅から外を見ると、確かに煙が見える。
こんな時に頼りになるのは、会派を別れた荒木秀樹議員である。彼は消防団の古くからの団員である。さっそく電話をすると、すぐさま火災現場の場所を教えてくれた。すぐ近所である。大田区の防災服に着替えて現場に出かけた。私服では立ち入り禁止線を越えるのに、一々説明がいるからだ。
現場は、私鉄駅近くの狭いバス通りに面した木造2階建ての店舗共同住宅である。火元と思われる2階居室からタンカで搬送された高齢の大家さんは、すでに心肺停止状態だった。
延焼により焼け出された方には、区が一時避難場所として住宅を用意している。ただ、今日はまだ「閉庁日」。そこで、地元の出張所長に電話をして現場の状況を伝える。「来なくてもいい」という私の言葉をよそに、責任感ある所長さんは、品川から、そして部下の係長さんは逗子から現場まで駆けつけてくれた。
現場では、地元消防署、近隣各署の消防官の皆さんが必死に消火活動と救助活動にあたっている。また、顔見知りの消防団の団員も後方支援に頑張っていた。その中には同僚である山崎勝弘区議も耐役員、市民消火隊の動きだ。
市民消火隊は各町会に組織されている、市民防災組織だが、消防団とは違い、平時の火災現場での活動が期待されている訳ではない。ところが、この地元町会の市民消火隊の面々は、なんと揃いの出動服にヘルメット姿で、周辺の交通整理を独自に行っていたのだ。
また、町会長や役員さんは、万一焼け出された人がいたら、と町会会館を一時避難所として開放。周辺の被災者の聞き取り調査、消防隊との連絡調整にあたっていた。日頃の訓練の成果ではあろうが、マニュアルがあるとは思えないから、現場でのそれぞれの臨機応変な対応の結果だったのだろう。
素晴らしい「地域力」に消防の水をかぶりながら、えらく感動した。
消防官、消防団員、町会の皆さん、ご苦労様でした。お亡くなりになった大家さんのご冥福をお祈りするとともに、周辺で被災された店舗、ご家庭の早期の回復をお祈り申し上げます。
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