2008年10月30日(木) |
あなたはコンド−ムを知っていますか?大田区のアンケ−ト |
どうも世の中がおかしくなってきている。日本は悪い国だとか、男女は性差がなく、伝統的行事はジェンダ−フリ−に反する、等など。一体、こういうことを叫ぶ人々はこの国をどうしたいのだろうか。
『あなたらしければいい』という教育が、勝手気ままなフリ−タ−をつくり、『気をつけ』『礼』という号令が軍隊式だ、とやめてしまった結果が、社会規範のない若者を産んだ、といったら言い過ぎだろうか。
また、ジェンダ−フリ−大合唱のフェミニストたちに騙された行政は、過剰な性教育に走る。男女の精神的な支えあいや、家族の大切さを教えるまえに、行為としての性を、さながら風俗店のごとく学校で教える。
9月30日期限で、大田区こども育成部が区内在住の中学、高校生1000名に郵送した『地域保健計画・次世代育成支援行動計画策定のためのアンケ−ト』にも、そんな設問があった。
タバコを吸ったことはあるか、覚せい剤について知っているか等の質問の最後に以下のような愚問がある。
あなたは次の避妊方法を知っていますか。知っているものをお答えください。 1 コンド−ム 2 ピル 3 避妊フィルム 4 基礎体温法 5 ペッサリ− 6 子宮内避妊器具
次の性感染症のうち、今まで学習してきたものに○をつけてください。 1 HIV感染症 2 クラミジア感染症 3 トリコモナス膣炎 4 性器ヘルペス 5 梅毒 6 淋病
まあ、なんとも、気持ち悪くなる質問である。本来の性教育とは、ハ−ドとしての避妊法や、感染症についてが主ではなく、自分自身が長い歴史の中で多くの遺伝子を受け継いできた事実。愛する相手とともに、その遺伝子を次世代に受け継いでいく大切さや厳粛さなどのソフトの部分を強調すべきだと思う。
以前、養護学校の性教育に使われた器具を都庁で展示したのを見学したが、さながらポルノショップだった。こんなことを『性教育』だと勘違いしている社会性のない教員はバカである。
大田区のアンケ−トにつき、委員会において『趣旨は何か?』と質問したが、担当課長は『前回と同じ設問である』と、意味不明の答弁をした。同和問題にしても、性教育にしても、いたずらに『ある部分』を強調すると、弊害のほうが大きくなることを教育者も行政も理解すべきである。
前回もやったから、などという理由で、こんな如何わしい設問を1000名の中高生に郵送するお役人の神経は『受精させるために必要な勃起時のオチンチンの長さは?』という試験問題を課した、区立中学教員と同様だ。
考え直せ!
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