いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2008年10月24日(金) JALだけなんでうるさいの?騒音測定@大田区

 今日は、羽田空港対策特別委員会である。この委員会には前期にも一度所属したことがあるが、毎回『内陸旋回分の測定結果』についてが議論となる。これは、早朝5便に限り、区内内陸部に侵入して離陸することを認めた左旋回(通称:ハミングバ−ド)の際の、騒音を区内5ケ所の定点で測定したものだ。

 議論は毎回、日本共産党議員らが『うるさい!なんとかしろ』と終始する。朝5回でマアマア!との気もするが、ただ、この測定値には特徴がある。

 それは、80dB(デシベル)以上を記録する機材はすべて日本航空のもの、という点だ。左旋回は、全日空2便、日本航空3便の計5便に認められているのだが、なぜか日本航空だけあ80dBえお超える。

 以下、今年6月7月のデ−タ−である。
6月 79dB以上:JAL16回 ANA2回
   80dB以上:JALのみ8回

7月 79dB以上:JALのみ10回 80dB以上:JALのみ4回

 という具合だ。そこで、委員全員で羽田空港にJAL支店長、運行本部長に直談判に出向くことにした。キャビンアテンダントのお姉さん方が何人も行きかい会釈する『敵陣?』に乗り込んだ。

 会社側の説明によれば、『最も騒音の理論値が低い機材』を使用しており、騒音値が高い具体的理由はわからず、様々な検討を加えている、とのこと。さらに、10月から騒音削減のためのトライヤルを開始した、との説明だった。いまひとつ納得がいかないが、10月の成果を見てみよう。

 その後、監督官庁である国土交通省に区のバスで向かった。国土交通省到着時は、恐ろしいほどの豪雨だった。国土交通省の玄関には車寄せがあって、その前にバスを停車すれば雨に濡れずににすむ。が、だ。流石お役所の中の役所、国交省。ガ−ドマンも『お役人化』されている。

 車寄せからは遠い『バス駐車場』から歩け、というのだ。ふざけるなと騒ぐ我々を後ろに、議会事務局女性職員は果敢にも雨の中、ガ−ドマンと『事務折衝』を始めた。

 何やってんだ!私と、血気盛んな湯本良太郎委員長が運転手に『車寄せ』に移動して!文句言われたら責任もつから、と強行突破。呆然といているガ−ドマンに『なんで黒塗りはよくて、バスはだめなのよ。どしゃぶりなんだからケ−スバイケ−スで判断しろよ』と館内へ。

 館内では、一時立ち入り証なるICカ−ドを首にぶる下げるのだが、この色彩にビックリ!真っ赤な下地に、金のICチップ。下げ紐も真っ赤なのだ。まるで中国共産党本部にでも来たかと勘違いしてしまう色使いだ。流石に、親中共派が官僚に多いでけのことはある、と妙に感心してしまった。傍らの共産党区議らは、嬉しそう(?)だったが‥

 さて、国土交通省では暫し所管課の廊下で待機させられた。まさか、課長の机の前で立ち話で終わるのか‥と一同に嫌な予感が走った。結果はちゃんと応接室で、空港部環境・地域振興課長他担当者数名が熱心にメモを取りながら応対してくれた。

 私の『JALだけが騒音が高いのは親方日の丸の企業文化ではないか。整備不良もJALだけ。運行乗務員組合が強くて、経営陣の危機感が伝わらないのではないか。会社も教育も組合が強いところはダメだ。』と、暗に最近までこのお役所の親分だった方を引きあいに出して質問したが、国会対策の百戦錬磨であろう課長さんには、簡単に逃げられてしまった。さすがである!

 まあ、JALさん頼みますよ!そして、戦う区議会を具現した若い湯本委員長ご苦労さんでした!


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