2008年09月16日(火) |
お願い!全部持ってって!蒲田清掃事務所さん |
今朝は、毎週火曜日恒例の経営者モ−ニングセミナ−に早朝6時半から出席し、一度家へ帰るべく車を走らせた。家のすぐ手前の路地で、大田区の清掃車が可燃ゴミを収集していた。道幅が狭いので終わるのを待つ。
量の多い集積場なので、作業員の方が申し訳なさそうにこちらに手を振る。どしゃぶりの雨の中大変だな〜ご苦労さん、などど考えて待機していると、清掃車が動き出した。
あれ?まだゴミが路上にあるのに。さては、作業員が気を利かして私の車を通過させてからさらに収集するのか、申し訳ないな。と、いや、そうではない。車は次なる収集場所へ移動してしまった。
それでもまだ善意に考え、後で残ったものを集めるのか、と改めて現場に戻ってみたが、そこはご覧のとおり、無残な、とても公務員たる清掃職員が収集した直後とは思えない有様である。
勿論、このように袋から出てしまうような出し方をする区民のモラルも問題である。また、大雨の中、早く仕事を終えたいという作業員の気持ちもわからないでもない。
しかし、そこは公務員。我慢して作業を行い「街をキレイにする」というミッションを忘れてもらっては困る。今、日本中の自治体で、市場化テストが義務付けられている。これは、役所と民間が公務現場の仕事を競争し、民間に任せたほうが効率的なものは任せよう、という取り組みである。
当然、現業職たる公務現場はまっさきに市場化テストの対象になる。すでに、給食調理員や学童擁護員(通称みどりのおばさん)などは「退職不補充」として、今いる職員が全員退職したら、すべて民間委託となる。
ゴミ収集も例外ではない。公務員だからこそ出来ること、公務員でなければ出来ないこと、それを訴えずして自分達の権利や既得権の堅持の主張だけでは、納税者、区民を納得させることはできない。
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