2008年09月09日(火) |
ありがとう荒木秀樹議員とお母さん! |
議員などという仕事をしていると人間不信になることが多々ある。自分を応援してくれていると信じていた後援者が、ライバルに知人の名前を紹介する名簿を大量に出したり、議員同志では足の引っ張り合い。まして、一番の敵は同じ政党内などという構図を見ると情けない。
さらに、お役人と議員は「腹の探り合い」。大田区役所では政権交代が終わった途端に、昨日まで世話になっていた旧政権側の先輩を、新権力側にいち早く尻尾を振った後輩が恫喝する、という信じられない姿が日常のように見られる。
一番力を持っている人間は誰かを瞬時に嗅ぎわけ、その配下に入り(または忠誠を誓い)、仕事よりロイヤリテイを重んじ、波風を立てず、逆鱗には絶対にふれない生き方をする人間が厚遇される世界。
こんな世界には、普通の感覚を持った人間は住み辛い。心の底から信じられる人は、はたして区議会や区役所という、恐ろしい摩天楼の中にはいるのだろうか‥
そんな疑問をいつも持ちながら活動をしている。ところが昨日、嬉しい電話が先輩の荒木秀樹議員からあった。
犬伏君、引越しおめでとう!本当によく頑張ったな。兄とも話したんだが、一度こけた中小企業が立ち直るのは、本当に大変なことだ。よくぞ短期間のうちに復活したな。うちのおふくろなんか、よかった!よかった!と涙流して喜んでたぞ。おめでとう!
嬉しくて、電話口で泣いてしまった。お母さんの温情も嬉しい。まだまだ、途は半ばだし、今回は妻の実家のおかげだが、それを自分のことのように喜んで下さった電話だ。
他議員の失敗は自分の票が増えると喜び、党を去った者とは口も聞かない、などというお付き合いは私には出来ない。そして、そんな世界に、荒木議員や、そのお母さんのような「フツ−」の方がいることは、本当に、ほっとする。
また、忙しい中、お祝いに駆けつけてくれた現職議員、前議員、経営者の仲間にも感謝である。これからも、お役人や一部議員からは「異常」と言われながら、人の喜びを我が喜びに、人の悲しみを我が悲しみに出来る「フツ−」の人生を送りたいと思う。
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