2008年09月08日(月) |
「クソ教育委員会」よく言った!橋下知事 |
大阪府の橋下徹知事は7日、同府箕面市で地元FM局の公開生放送に出演。全国学力テストの結果公表に消極的な市町村教育委員会などを指して「くそ教育委員会がみんな『発表しない』と言うんです」と発言した。(MSN産経ニュ−スより)
よくぞ言ったと拍手を贈りたい。大田区教育委員会が「クソ」かどうかは別にして、同様に結果公開には超消極的である。その理由は「数字が一人歩きして区民に動揺が走る(清水教育長)」なんだそうだ。
教員が独りよがりの授業をしていないか、自らの学校が全国レベルでどの程度なのか、その結果を冷静に判断する力が「地域」や「区民」にはなく、教育委員会やお役人には「ある」とおっしゃる。典型的な「愚民行政」の考え方である。
ところが、流石に大田区が都内23区中最下位の学力検査結果には驚いたようで「緊急事態宣言」を出し、来年度から蒲田地区にモデル校1校を指定し、土曜日に予備校などの講師を招いて授業を実施するという。
モデル校なんて呑気なこと言っている状況ではないだろう。では、モデル校に指定されなかった学校の児童、生徒はどうするのだ。まして、公務員たる教員は「左様か」と傍観している場合ではない。
土曜日に予備校の講師が、自分達の教え子に区立学校の校舎で授業をして、成績があがるとしたら「本職」が、週5日間やっている授業はなんなんだ、となるのは自明。まあ、教員の意識改革の起爆剤になるのなら、やってもいいと思うが「いい訳づくり」の施策にならないよう望む。
それにしても、このモデル校のプラン、PTAなどには公表しておきながら、所管である区議会こども文教委員会には「まだ」報告がない。いつもの議会軽視だろうか?
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