2008年07月16日(水) |
米軍再編効果第一弾!98億円 |
今日は、羽田空港対策特別委員会だ。この委員会では毎度のことながら、哲学の違う共産党議員と口論になる。権力は『悪』民は『善』という思考回路からは、権力が作る空港も『悪』。騒音を撒き散らして利益を創出する航空会社は『悪』となるのだろうか。
面白かったのは、共産党議員の『空港跡地に区民が憩う公園を付くるのがいいことなのか検討すべき。上空を飛行機が飛んでいて危険なのだから』との発言だ。そうすると、日本中の公園の上空は『飛行禁止区域』に指定しなければいけない。お茶目な質問である。
さて、委員会で報告され興味深かったのは、米軍横田空域の一部返還による経済効果試算という国土交通省の資料だ。これは、米空軍横田基地の管制空域は民間機が侵入できないため、迂回していたものを、米軍再編の一環として、その一部を飛行できるようになった、というのだ。
その結果。九州、四国方面で16分から17分、北陸で10分の時間短縮が図られるとのこと。その効果は、年間時間短縮7200時間、コスト削減52億円、時間短縮による旅客の便益増加46億円、合計経済効果98億円とある。
さらに見逃せないのが、環境改善効果だ。CO2の排出が、約81000トン削減されるそうだ。これは、一般家庭から排出されるCO2の15000世帯分に相当する量だ。地球温暖化防止が緊急の命題である今日、誠に結構な話題である。
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