いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2008年07月07日(月) 対空火器競技会優勝!!!

 明日は、いよいよ東京に帰る。従って、実質的な訓練は今日が最終日である。午前中は基地内の『行軍』だ。広い基地内に所在する建物を確認しながらの行軍。猛暑の中、作業服に編上靴という姿は厳しい。

 途中、アラートハンガー(緊急発進スクランブル用の格納庫)では突如、ハンガーが開放されるサイレンが鳴り緊張感が走ったが、どうやらハンガ−の扉を開放しただけだった。

 午後は、体力検定である。数年前から航空自衛官は、この体力検定で一定以上の成績を収めないと、昇任試験に合格しても昇任できないことになった。成績だけ優秀な頭でっかちはいらない、ということだろうが、体力より人間性の基準を作るべきだと思う。

 さて、体力検定のハイライトは3000メ−トル走だ。毎年、1000メ−トルまではトップを独走して、若い隊員から『あのオヤジ何者?』と言われているのが私だ。

 実は、持久力がないので、最初にダッシュし独走。その後、ひたすら耐えながら走り、抜かれながら完走というのが私流なのだ。今年も、600メ−トル地点まではトップだったが、一人二人と抜かれ、結局、14分57秒で10位(58名中)でゴ−ルだった。

 夜は、第六航空団司令をお招きしての懇親会を基地クラブで催した。その席上、昨日までの訓練優秀隊員が表彰された。な、なんと、対空火器操作競技会で、私を含む3名のチ−ムが優勝してしまった。

 さらに、懇親会に先立つ永年勤続者表彰では、私が20年以上勤続したとして、航空幕僚長表彰の栄誉に浴した。

 小松基地最後の宴は、美酒に酔いしれて終わった。愉快な仲間と訓練を支援してくれた現職自衛官に感謝。


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