2008年07月01日(火) |
お役人と一緒に勉強会 |
今日は、午前6時半(朝です)から、経営者モ−ニングセミナ−でお勉強。その後、10時から、またまたお勉強。10時からの勉強会は、以前区議会の行政視察(私は反対!)でドイツに視察に行った際、講師役を勤めた在独の日本人建築家が帰国しているので、『ドイツの街づくり』について話を聞こうということらしい。
自民党の議員が呼びかけ人になり、欧州視察に参加した議員が事務局として、議員、区職員に呼びかけた。議会の二つの委員会室を使っての会場、はたして何人くるのだろう。たまげた!!
なんと、区職員30名以上。それも部長級から新入職員と思しき若人までである。決して、呼びかけ人に護摩をすっての参加ではないメンツだ。対する議員。少な〜い!自民党3名、民主党1名、生活者ネット、私と各1名、合計6名。
講演内容のエポックは以下の通り。但し、私が気に入った部分なので、全体のお話の概要としては偏りがあることをお許し願いたい。
日本はビジョンがない、とよく言われる。しかし、街のドブ板をなおすことにビジョンが必要だろうか。なんでも中央政府にお伺いをたてる。北海道から沖縄まで同一の基準で街づくりが出来るわけがない。それぞれの自治体にまかせるべきである。
ドイツでは、連邦政府の仕事は簡単に言えば『国家防衛』である。いかにして国を護るか。自分達の自由な権利を行使するためには、国を護る必要があるからだ。そのうえで、具体的な政策、街づくりは自治体が行う。
街区を作るということは、住民の快適に住む権利を行政がサポートすることだ。ところが、法律に沿っているとの理由で、戸建住宅の街に高層マンションを許可してしまう。
民主主義の基本は、自分の街に対する義務の認識である。義務をはたしてはじめて権利の主張ができる。他人の犠牲のうえに自分の権利を主張する今の日本はおかしい。
立法府の問題は市民の問題だ。おかしいと思ったら選挙で、立法府をかえればいいのだ。日本の民主主義は押し付けられたもので、日本人にはあわない。
と、結構わが意を得たりの部分が多かったが、街づくり最前線にいる区職員に対しての講演としては、いささかの疑問を持つ内容だった。もう少し、ドイツの事例を具体的に、日本の自治体である大田区で具現するにはどうしたらいいのか、蒲田の街づくりについての提言などが求められよう。
ただ、講演の内容はともかく、各級職員と議員が同じ方向(議場では向かい合っている)を向いて、ひとつのテ−マで学ぶ場を共有できた意義は、とても大きいと思う。3期目にして初めての経験だ。
是非、様々なテ−マで同様の企画を継続できたらいいと思う。ありがとう!自民党大田区議団さん!
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