いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2008年03月15日(土) それぞれの旅立ち@いぬぶし家

 今日は、長女の高校の卒業式だった。3年前本人にしては些か不本意なこの学校に入学したはずが、いつの間にかドップリと楽しく高校生活を送ったようだ。厳粛な国歌斉唱。静まりきった卒業式は、式典の本来あるべき姿を具現しているようで清清しい。

 男女2名の卒業生謝辞もすごい。

女子生徒:昨年は自衛隊の海外派遣を巡り政治が混乱した。こんな時代だからこそ、私たちは国のあり様を真剣に考えなければいけない。

男子生徒:ここで学んだことを活かし、人類の発展に貢献したい。

 う〜ん!いい学校だったな。長女は、自ら課した目標のため、1年間の浪人生活を決意した。進路については『自分で考え、自分で決める』が我が家の掟である。彼女の決定を応援してやろうと思う。オヤジ、財布が大変〜!!

 陸上自衛隊に勤務する長男は、4月から某市に新編される『国際貢献部隊』に転勤が決まったそうだ。5年前の今頃、大学受験に失敗し、悶々として入隊した自衛隊だったが、様々な経験と教育を受けさせて頂き、いまでは当時と別人のように溌剌としている。

 長女の学校も、長男の自衛隊も、今時の『あなたらしさ』など、かけらもない『集団の中の個』『公』を重んじる教育を『強制的』に行っているという共通点がある。

 親バカだが、この自由奔放な時代に、両者とも家庭教育では出来ない、とてもよい環境を選んだと思う。


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