2008年03月04日(火) |
またかよ!議案の訂正13ケ所@議会運営委員会 |
私は再三、地方議会が国会を模倣して『首長与党会派』なるものを構成すべきではない、と主張してきた。それは、与党が内閣を構成する国会、国政と、首長と議員、いずれもが直接選挙で選ばれる『二元代表制』の地方自治体では、その役割が違うからである。
といって、いたずらに首長の提案を否定するつもりも毛頭ない。是々非々、監視、議決機関の一員として自らの良心と区民の目線のみを基準に可否を決定してきたつもりである。
さて、そのような立場からも最近の行政側のダッチロール首をかしげる。本会議における答弁者の緊張感のなさと言ったら、与野党双方から苦笑がもれる有様である。過去、前政権時代に区長が本会議を欠席した場合に、役人に緊張感がなくなったことは、多くの議員が感じていたが、今はそれが年中といってもいいだろう。
今日も、そんな事例が発生した。それは、現在上程されている平成20年度予算に、13件の債務負担行為を計上モレしたので、議案を差し換え訂正して欲しいとの説明が副区長からあったのだ。
これは、昨年10月から中小企業融資の信用保証料の補填(単年度で終結)を、制度改正により、利子補給(融資実行年度から借り入れ期間中予算が必要)に変更したため、その利子補給分の後年度負担分を『債務負担行為』として予算案に明示する必要があるためだ。
そこで、与党第一党の自民党から質問があった。
自民党:ただ訂正すればいい、といったようなものか。なぜ、こうなったののか?
副区長:区民の利便を考え、予算案に載せるべきと考えている。ご理解を頂きたい。
これは詭弁である。
私:区民の利便じゃないでしょ。本来掲載すべきを、忘れちゃったんでしょ。
副区長:予算策定にあたり精査し、より正しいものを議会にお出しすべきとの思いをご理解いただきたい。
私:これから議論される人事案件についても、与党の女性議員を一人一人個別に呼び1本釣りをしようとしたようだが、そのような事実はあるのか。
副区長:行政運営の中で、議員と話し合うことは度々あることだ。
私:野田さん!あなたは、副区長になる前は、そんな人じゃなかった。正直な実直な人だった。ミスを起したら、率直に『申し訳ない』と言う人だった。副区長という立場が人を変えたのか。最近の緊張感のない庁舎内をおかしいと思わないのか。人事案件の送付や、度重なる議案の訂正、撤回などもそうだ。どうしちゃったの。心配して物申しているんだが‥
副区長:重く受け止める。
頼むよ!本当に!!!!!
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