いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2008年02月25日(月) 開会5分前に議案送付。なぜ急ぐ新教育長人事?

 新区長、新執行部体制になり10ケ月余りが過ぎたが、議会に対する事務的なミスが散見されるのは気のせいだろうか。今日もそんなミス(わざと??)が議会運営委員会において発生した。

 区役所内そして区内学校関係者の間では『3月に教育長が変わるらしい』との情報がまことしやかに流れている。その情報には、ある区部長の名前も候補者としてくっついていた。

 その前提で、本日議会運営委員会が午前10時半から区長、副区長、経営管理部長が出席して開催された。その冒頭、区長が詠出議案についてよろしく、との形どおりの挨拶の中で『教育長人事のご同意についても議案を送付したのでよろしく』という趣旨の発言をした。

 ところが、そのような人事案件は机上にはない。dこにあるのか質問したところ、副区長から『議案としては送付したが、まだ上程されていないようだ』との回答があり、それに細くするように議長から『開会5分前にもってきたので、よく見ていない』と、区長側が議会運営委員会開会5分前に議案を送付、という異例な対応が示された。

 通常、上程される議案は、議会運営委員会の前日までに議会事務局に送付。事務局で様式など確認のうえ、翌日の委員会で本会儀上程を諮るのが通例である。

 そこで再度副区長に質問。

私:本定例会は3月25日まである。なぜ人事案件という重要なものを開会5分前に持参したのか?緊急性はあるのか?

副区長:通常の手続きである。

私:議会事務局におうかがいする。過去、開会5分前に議案が送付されたことはあるか?

事務局:私の知る限りない。

私:そのように前例のない送付しなければいけなかった理由を教えて欲しい。

副区長:ご賢察をいただきたい。

私:頭が悪いので、賢察できないので、具体的に教えて欲しい。

副区長:一般的な手続き論の話だ。

私:議会と首長というのは、地方自治の両輪である。信頼関係の中で議論をし相互に憲政、監視をしてより良い地方行政を司るものだろう。それが、ご賢察だとか、手続き論とは、どういうことだ。さっぱりわからない。

副区長:お恥ずかしい話だが、送付前に、書式に誤りがあることがわかり、議会への送付に慎重を期した結果である。

私:今更、初めて作る書式ではあるまいし、そんなことはないと思うが、禅問答のようになるのでやめるが、到底賛成できない。

 後で取材したわかったのだが、様式のミスは実際にあったらしい。議案というのは、区長名議長宛の送付書(かんむりという)がついてくるのだが、今回は当初、候補者の履歴書だけ持参、という初歩的ミスもあったと聞く。

 もう一点問題なのは、その候補者というのが、この委員会に同席していた経営管理部長なのだ。通常、人事案件で、その該当者は委員会や本会議には出席させないのが常である。それが、本日上程したかった人事案件の『本人』が出席している、これも初歩的なミスなのだろうか。

 


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