2008年02月08日(金) |
「妻と書かれた宿帳」は私文書偽造で逮捕??? |
我々は、日ごろうっかりして法律違反を犯してしまうことがある。たとえば、友人に頼まれて役所に行く。「委任状が必要」と言われ、面倒臭いので、100円ショップで友人名の三文判を買い、委任状を作り提出。役所は「形式主義」だから問題なくとおる。
ところが、これがれっきとした犯罪なのだ。私文書偽造行使等の罪(刑法159条)である。また、ピザ屋や不動産屋のバイトが、チラシのポステイングのために「チラシお断り」と書かれたマンションの敷地に入る。これは、住居侵入罪(刑法130条)になる。
しかし、まあ、余程のことがない限り、上記のような事例は検挙されることがない。
ところが、これが共産党や過激派であると違ってくる。以前、自衛隊の立川にある官舎に反戦団体が「自衛官の皆さん、イラク派兵をやめましょう」とのビラを配って逮捕。有罪判決を受けている。また、葛飾区では共産党系の僧侶が、共産党区議団の区議会報告をマンションにポステイングしていて、逮捕23日間拘留されている。
そして、本日は過激派の活動家が、ホテルの宿泊カードに架空の内容を書いたとして、有印私文書偽造・同行使、旅館業法違反で家宅捜査を受けたそうだ。以前には、運転免許の申請書に、居住していない住民票記載の住所を書いて、電磁的記録不正作出及び供用の罪で逮捕されたことがある。
過激派やスパイなど、違法行為により我が国の転覆を図るような輩に現行法規を駆使して対処する公安警察の苦労が滲み出ている。それに比べて、左向きな裁判所(特に1審)はつれない。
そういえば、私ごとだが、ある法務省関連のボランテイアを受けて欲しい、との要請があり、職務経歴書その他を提出したが、音沙汰がない。地区の責任者にどうなったかうかがうと、な、なんと10年以上も前に越した、交通事故、それも、タクシ−の後ろからバンパ−に5ミリ程キズをつけた事故により却下されたのだそうだ。
当初、物損事故で処理されていたものが、翌日にアクシ−運転手が「全治2週間」の診断書を警察に持参。急遽、人身事故となり業務上過失傷害で送検。即決裁判で罰金刑。運転手は休業補償を私の保険からガッポリもっていった。これがネックなのだそうだ。
刑の執行が終わったらすべてリセットだと思ったら大間違い。罪は罪。知人は叙勲の内示の後、中央高速をぶっ飛ばし、25キロオ−バ−。叙勲は2年延期になった。各々方、官憲をなめたらいかんでうぞ!クレグレモ、遵法の精神で!
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