2008年01月29日(火) |
今こそ第三の勢力の結集をby平沼赳夫元通産相 |
今日は、朝から分刻みのスケジュールで昼食もままならなかった。会合と会合の合間に、待機室で密かにサンドイッチをほうばるなどという経験は、自治体職員には経験がないだろう。が、そんな時、私は「生きている」ことを実感するのだ。
サンダル履いて、のんびり昼休み。1時間に1回は各階のリフレッシュルームで「ご休憩」。午後5時には帰り支度を終わらせ、5時15分の終業チャイムは、一階玄関手前のロビ−で聞く、などという人生は絶対に送りたくないと思う。
さて、今日最後の予定は、衆議院議員会館で行われた「日本再生同志の会」の全国総会である。これは、国士、西村眞悟代議士の全国後援会である。 1月9日にご長男を亡くされていることから、開催を危ぶんでいたのだが、大盛会であった。
平沼赳夫元通産相挨拶
米国は北朝鮮のテロ国家指定解除の方向であったが、昨年11月西村代議士を含め我々8名の国会議員が訪米し、上下院や政府高官に制定解除を訴えてた結果、今現在も指定は解除されていない。
それに先立ち、駐日米国大使館主催の説明会において、筆頭公使が「核の脅威をあなたたちが一番良く知っているだろう。」と、テロ指定解除により、北朝鮮の核放棄につなげようと話した。その瞬間、わが西村代議士は「核の脅威を、原爆を落とした君等に言われたくない!」と一喝した。その瞬間、筆頭公使は言葉に詰まった。政治にはこのような気合が必要なのだ。
今のままでは、最長9年間のネジレ国会の現象が続く。これは、国民の為にならぬ。今こそ第三の勢力としての保守が結集しなければならない。そのためには、志ある政治家を育てる必要がある。どうか、ここにいらっしゃる皆さんで、西村代議士をもっと、もっと大きくお育て頂きたい。どうかお願いする。
西村眞悟代議士挨拶
長男林太郎の逝去については、ご心配をおかけしたが、私は今、彼とともに政治活動を行っている。彼は、常に私とともにある。彼の死は一見、プライベートな問題と思われるかもしれないが、「鬱」という誰もが無関心な問題を提起してくれたと思っている。
彼の死後、荒野のような状況である「鬱」という病で苦しむ家族や、本人から連絡を頂いた。多くの家族が相談するところすらなく苦労していたことを知った。拉致家族を放置したと同様の土壌は、政治と無関係ではない。
我々の自我とは、自分を支える無意識の自我、民族の自我ではないだろうか。民族の無意識の自我を引き裂いているのは、今の政治の無策である。改革すればいい、株主の利益があがればいい、そのことが問題だ。国柄を、民族の自我を取り戻すことが政治には求められている。
インド洋をプレゼンスする国が、アジアの安定に寄与する。日本人の運命のインド洋、それを判断できない日本の政治はなんだろう。
私は民社党にいたが、民社党で次のような言い伝えがあった。
『社会党はアホだが政治判断の材料になる。どうすべきか迷ったら、社会党が反対したら賛成。社会党が賛成したら反対する、これが正しい判断だ。』
昔の社会党は、反対するために政治闘争行動をした。今の民主党は、政治闘争行動のために反対している。
人権擁護法案、外国人参政権付与法案など、我が国国家共同体を破壊する法律である。私に対し小沢一郎が口を聞かなくなったのは、彼は「外国人参政権付与」を韓国大統領に約束してからだ。
砂つぶのような、羊のような議員が、政党の名のもとに、党利党略により賛否を表明しているのが、我が国の国会だ。
真の保守、日本の国柄を元に戻す、この国を再生する力が必要だ。その意味で「日本再生同志の会」は、本日よりその活動を「静」から「動」へ転換する。
いつもながら、魂に響く言葉が続くお二人である。総会の後は、地価食堂で懇親会。途中本会議の議決のために中座された西村代議士を囲んで、政治談議に花咲いた宴は、平均年収1000万円の国会職員たる衛視さんの渋い顔をよそに延々続いた。
嗚呼!!日本国!!かんぱ〜い
(なお、お二人の発言要旨はすべて私の記憶とメモによるもので、この記載についての文責はすべて私にある。)
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