2007年12月26日(水) |
ありがとう!タイ王国労働大臣閣下靖国神社参拝 |
昨日到着した靖国神社発行の「靖国」によれば、タイ王国の労働大臣アバイ・チャンタナチュラカ氏が11月15日、駐日大使館労働担当官らをともなって靖国神社を訪れ、神式の礼式に則って昇殿参拝されたとのことである。
我が国の総理大臣以下、閣僚が参拝をしない中、友好国タイの大臣の参拝は、誠にありがたいことであるし、かっての同盟国の閣僚の参拝に英霊も喜んでくださることだろう。
タイ王国と我が国は、第二次世界大戦当時から同盟国として、英米を相手に戦ったことは、ほとんど知られていない。同盟国と言えば、ドイツとイタリアと教科書には書いてある。
が、開戦直後、我が国の進攻に力を得たタイ軍は、旧領土を奪還したのだった。ただ、その後、様々な動きのなかで、終戦直前に「宣戦布告の無効宣言」をタイが行ったことにより、連合国による敵国扱いを受けなかったのだ。
また、君主制を採っていることから、我が国とも親近感があり、防衛大学校や防衛研修所などにはタイ陸海軍の将校や士官候補生が留学している。また、目黒区内にある大使館には、陸海空軍それぞれのフロアのある庁舎も設置されている。タイにおける軍の影響力を考えると、我が国に対する想いが理解できよう。
国際儀礼では、国家の元首級や軍の最高指揮官クラスが外国を訪問した場合には、戦没者の慰霊碑や墓地に赴き献花するのが常識だ。我が国の総理が米国を訪問すれば、十字架のアーリントン墓地を訪問する。では、日本を訪れた元首はどこに行くのだろう。
チャイナスクール(親中国派)が偉くなる外務省は、絶対に靖国には参拝のセットをしないだろう。では、千鳥が淵か?おかしな話である。その意味で、タイ王国労働大臣閣下が、自らのご希望で参拝下さったことは、外務省当局は嫌がったろうが、誠に国際儀礼に沿ったありがたい行為である。さすが、歴史と王制の国である。
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