2006年12月27日(水) |
VERY GOOD!大田区「非」を認めるby障害者移動支援 |
お役人、お役所は、なかなか「非」を認めない。万一、どうしようもなくなっても、すべったころんだ、と屁理屈や、条例、規則などを駆使して、謝ったんだか、いい訳言ってんだか、よくわからない決着が多い。
そんなお役所において、本日の決定は、最大級の賛辞に値するだろう。大田区が、自らの「非」を認め、改善をしたのだ。それは、障害者自立支援法に基づく「移動支援費(介助者を伴って外出する費用)」の支給についてだ。これに、大田区は、旧法の時代から、月32時間という上限を設けていた。
ところが、これを不服としたAさんが提訴し、実質的に勝訴されたのだ。さて、裁判所の「行政の裁量権を逸脱しており違法」との判断に、どうするか注目をしていた。今までの、私の経験則からすれば、「当区の主張が入れられず遺憾である」などと言って上告するとも思われた。(ただ、表面上は被告大田区勝訴を装っているので上告は困難か‥)
結局、本日、上限32時間を撤廃する決定を行ったのだ。これは、たとえ裁判所の指摘であったとしても、判決主文ではないので拘束力はない。その意味では、大田区の主体的判断として「非」を認め、改善をしたことになる。すばらしい!!原告Aさん、よかったね!
勝った、負けた、という争いや、どちらが主導という論理ではなく、区民と共に、よりよい施策を作り上げていく土壌が、大田区役所や区議会に拡がっていくことを期待したい。
あらためて、よくぞ英断された大田区!VERY GOOD!!!!!
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