2006年11月13日(月) |
大麻職員懲戒解雇@大田区総務課職員 |
議会の控え室の机の上に、先に自宅で大麻を栽培し逮捕された総務課職員を懲戒免職にした、との文書が配布されていた。理由は「全体の奉仕者として相応しくない」とのこと。
本人に確認したところ、認めたので処分をした、ともある。自供というのは、裁判の段階で覆されることもあり、それでいいのか、という気もする。最終審の判決を待って処分するのが、お得意の「公平、公正な人事」ではないか。決して、処分するな、とか、大麻が微罪だと擁護するつもりはない。
ただ、区執行部が、さっさとかたずけてしまいたい、と思ったのではないか、と危惧するのだ。臭いものには蓋をする、臭わないように密かに遠くに捨ててしまう、お役所の行動基本原則が働かなかったことを祈るのみである。
言い方は悪いが、総務課文書係の逮捕が区民に与える影響は、さほど大きくはない。ところが、多発する教員の不祥事は、その教員を師と仰ぐ、子ども達への影響が大きい。この点では、総務課用務とは大きく違う。
ところが、違法行為を犯した教員が、管理職として、相変わらず学校に居座っている例が都内には、いくつもある。
PTAと泥酔のうえ、自転車をかっぱらって逮捕された大田区の中学校教員は、管理職試験に合格して、現在は某区の副校長として、部下の教員の不祥事防止の指導や、生徒に「泥棒はいけません」と諭している。笑い話である。
自分自身が、払ってもいない通勤定期代を5年間にわたり不正に受け取っていた、区内中学校の副校長は、その事実が発覚すると、その金額を弁済し「戒告」処分をうけた。現在も副校長の立場で、部下の教員、生徒に「過ちがバレたら、即刻謝罪し、被害額を弁済しなさい」と指導しているのだろう。
これは、判りやすい事例で、不良教員の「氷山の一角」である。このような教員こそ「全体の奉仕者、教育公務員として相応しくない」として、免職にすべきだと思う。
一部の教員からは「教育への不当な介入で教育基本法違反」と、糾弾されそうだが、今や、教員の資質向上、教育委員会の形骸化防止は「旬」である。他の学生より、少し多く教職の単位をとり、教育実習に行っただけの素人が「センセイ」として教壇にたっていることを、今一度熟慮すべきだろう。
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