いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年11月01日(水) 川崎と品川に客を取られてしまった!@蒲田

 最近、蒲田駅ビルに出店している複数の経営者から、対前年比売り上げが激減している、と、こぼされる。西口は、全店来年2月に撤退(駅ビル改装?新築のため)するので、意気消沈しているのかもしれないが、他も同様なのだ。

 どうやら、大きな原因は、お隣り、川崎駅にできた大ショッピングゾーン川崎ラゾーナらしい。また、新幹線品川停車と同時に、品川駅港南口に出現した、飲食、店舗群も、すごい集客力を誇っている。

 今日は、そのリゾーナを見学してきた。川崎駅に降りると、以前は海側にしか流れていなかった人の流れが、反対方向に凄い勢いだ。歩くこと、数分。目の前には、ここが川崎?と思うような、一大リゾートが開ける。平日の昼間だというのに、人、人、人。

 レストランの前にも行列。メニューを見ると、どれも大体1000円以上。蒲田に比べると割高だが、満席。これでは、蒲田駅ビルの売り上げが下がるはずである。

 蒲田は、というと、東口に、高砂香料と日本生命、大田区の3者で「ニッセイ アロマスクエア・アプリコ」という、大規模施設を作った。が、オフィスビルと、申し訳程度の飲食店と書店があるだけで、商業施設としては、まったく魅力はない。
駅前周辺は雑然として、「放置自転車」の大群に歩道は占拠されている。

 また、JR蒲田と京急蒲田の中間点にあった、蒲田保健所跡地には、「まちづくりに貢献できる施設」を公募して、なんと、スーパーとアスレチッククラブが出来た。商店街に遠慮しているのかもしれないが、大規模集客施設への人の流れは、少なからず、地元商店へも「金」を落とす。

 京浜東北線を東京駅から南下してくると、蒲田、大森この二駅だけが、いやに情けないと思うのは、6年間も都市整備委員をやりながら、改善出来なかった私の色メガネかもしれない。

 私は、それぞれの駅前には、その自治体の「街への思い」が出る、と思っている。国や都の下請けに甘んじ、自ら決断しなかった街、と言ったら言いすぎだろうか‥


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