2006年10月24日(火) |
まったくな!郵便局のお粗末さ! |
まったく、なんでこんなに毎日、公務員のバカさかげんを書くネタが出てくるんだろうか‥公務員諸兄は、少しは考えろよ!と申し上げたい。
本日のネタは、郵政公社大森地区の特定郵便局である。区内在住の高齢者Kさんからの依頼で、手続に出かけたのだ。Kさんは、80歳近くになり、腰も曲がり、自ら遠方の郵便局には行かない、とのこと。お手伝いをした。今回の依頼事項は次のようなものだった。
数年前、大田区立特別養護老人ホームに入所し、途中で退所した。その際、施設に預けた荷物が捨てられてしまった。その荷物の中に、兄の戦没者弔慰金の国債が入っていた。これも捨てられてしまった。再発行して欲しい。
担当の大田区の課長を通し、日本銀行に問い合わせると、間違いなく、当該の国債は発行されていた。再発行書類の送付をお願いして、委任状をそえ、担当の郵便局に本日向かった。念のため、日本銀行業務局国債業務担当に携帯電話から確認をとった。
私:国債の紛失届を提出したいのですが、日銀に送付するのと、地元郵便局 に出すのとどちらがいいですか?私は、代理人の区議会議員です。
日銀:直接、日銀に送っていただいてもいいのですが、結局、地元郵便局か ら、印鑑票を送ってもらうので、地元に出したほうが早いです。
そこで、大森の特定郵便局にでかけた。
郵便局:いかにして対応したらよいか確認します。(待たせること20分)
私:ここは、日本銀行の代理店でしょう。本店でOKと言っているのだから 何か問題ですか?
郵便局:郵政公社の相談コーナーに電話したところ、直接、日銀に送って欲 しいとのことです。
私:日銀が郵便局でいい、と言っているのだから、代理店(郵便局)と本店 (日銀)で勝手に処理してくれ。私の電話番号は日銀に知らせてある。
郵便局:局長らしき人間が同じ説明をする。
コインパーキングがもったいないので、書類をおいて帰る。 夕方、日銀から電話が入る。
日銀:郵便局は慣れていないので失礼しました。代理人様(私)に記入して いただく記入例をFAXするので、日銀に郵送して欲しい。
その後、恐ろしい程丁寧な記入例がFAXされてきた。
郵便局は、切手を売るとか、貯金を受け入れるなど、ルーチンではない、難しい問題がきたので、上部組織に相談した。上部もよくわからないので、日銀に送れと指示した。日銀は、地元でいいと回答した。結局、民営化される郵便局には「お客様にとって、何がベストか?」という視点がなかった。
ルーチンワーク(日常業務)、つまり公務員でなくても誰でも出来る単純な業務以外は、他に責任転嫁をする、という、お役人特有の生態を郵政公社になっても捨てられない職員は哀れである。結局、公務員はルーチンしか出来ない、又は、判断しないのだとしたら、単純作業だけ公務員にさせ、判断が必要な高度な作業は民間委託または、指定管理者にする、という本末転倒のロジックが出来てしまう。 がんばれよ!公務員さんたち!
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