いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年10月23日(月) ソバ屋の出前by大田区○行政センター

 お役人の仕事が民間に比べて遅いこと、そして、余程の証拠がない限り謝らないことは、再三再四書いているし、一部の心あるお役人も自認されているところだ。さて、本日のソバ屋の出前事件は、生活保護担当の大田区○行政センターでのこと。苦情は、区内の病院からだ。以下時系列に事実関係を。

10/6 患者Aさんが来院。大田区の生保担当に電話すると、Aさんは、今回、生活保護になったので、生活保護医療券(医療が無料になる券)を本日中にも送るとのこと。病院では、生保の医療券がなかったが、大田区職員の言葉を信じて、窓口ではお金を受け取らなかった。

10/23 午前11時頃「10/6の本日中に送る」はずの医療券が来ないので、大田区○行政センターに病院の担当者が電話をした。大田区の担当者は電話中のため、他の職員に事情を説明して折り返しの電話を依頼した。
ところが待てど暮らせど電話がこない。

(いぬぶし注:↑お役人は、昼休み前と退庁時間前は基本的に仕事はしないことが一般的なので、午前11時の電話なら、昼休み後の、午後2時すぎが「最速」のはず。官公庁担当の営業マンは絶対にこの時間帯には訪問しない。特に金曜日の4時半過ぎに訪問しようものなら、絶対に彼の会社に仕事は来ない!)

そこで、14時半、再度大田区○行政センター担当者に電話すると、担当者氏は以下のように息巻いた。

大田区:もう送ってありますから、明日着きますから‥

病院:では、受給者番号と交付番号を教えてください。

大田区:送っちゃったのでわかりません。明日着きますから‥

 これはウソである。医療券を送っても控えがあるはずなので、番号はすぐわかる。わからないのは、まだ発行していないからだ。これから発行します、とは言えないので「送った」と偉そうに答えたに違いない。

 ここで、彼がすべき模範対応は次のようなものだ。「さわやか区役所運動」の担当者さん、頼みますよ!

(模範解答)
申し訳ございません。諸般の事情で郵送が遅れておりました。本日、速達でお出ししましたので、明日には到着すると思いますが、念のため、控えをFAXでお送りしましょうか。ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。

 議員控え室に戻ると、な!なんと!お役人の詫び状が‥

大田区総務課職員が昨日、大麻取締法違反容疑で逮捕された。区民の信頼を裏切り、誠に申し訳ない。

 との総務課長名の書面だった。

 5000人も職員がいれば、そんなヤツもいよう。前述の件は、公務執行中でのドジである。詫び状の件は、刑事犯ではあるが、自宅でのプライベートな時間におこした犯罪だ。決して罪が軽いと言っているのではないが、本来、公務員として真剣に謝罪すべきは、前者であると思うが、いかがだろうか。

注:○行政センターの、○の中には、東西南北の四行政センターの名前が入るのだが、お役人の習性として、実名を入れると、本来改善すべき「お役所文化」の改善ではなく「犯人探し」をするので、あえて○行政センターとした。
だめよ探しちゃ!○センター長さん。


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