いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年10月20日(金) 議場に国旗をたてられない国ニッポン

 一昨日訪問した山陰地区の某市議会。視察終了後に議場を見せて頂いた。茶色をベースにしたシックな議場は、厳粛な雰囲気をかもし出しておりいい感じだった。しかし、ここにも国旗はないので事務局職員に質問すると「そういう話はありましたが、実現しない」と。

 日本国憲法の基にある地方議会の議場に、日本国々旗がないというのは、自宅に表札を出さないことに等しい愚行である。かく言う大田区も、議場に国旗はない。本会議で役人に質問したこともあるが「議会でお決めになること」と言われてしまった。その通りである。議会は、というと残念ながら国旗掲揚推進派は多数派ではない。

 推進派:自民系17名 民主2名 無所属3名 合計22名

 中立または不明:公明党12名 ネット2名 民主1名 無所属1名

 反対派:共産党8名 民主1名 緑の党1名 

 議会運営については、全会派一致を原則とするので、結局、国旗は大田区議会議場には立てられないのだ。ちなみに、大田区役所正面玄関には毎日国旗が掲揚されている。この点では、お役人のほうが、議員より国際常識に合致している。

 世界の国々で、国旗についてこれ程までに陳腐な議論をしている国はないだろう。東京地方裁判所判決文の自己矛盾には、あきれてしまう。

曰く
国旗国歌への正しい認識を持たせ、尊重する態度を養うことは重要である。
教職員は国旗掲揚、国歌斉唱を指導する義務を負う。
教職員に起立斉唱させるのは思想良心の自由を侵害する。

 なに言ってるんじゃ?さらに、この判決に勢いをつけた反日教員達は「自然のうちに定着するのが本当だ」と、おっしゃる。学校で執拗にまで、反対運動を行っていて「指導する義務を負い」「自然に定着する」だ〜

 GHQ(連合国)が、二度と立ち向かえないような精神性の弱い国にしよう、という目論みは正に、60年余りたっても見事に成功している。目をさませエセ平和主義者!

(参考)
全国市区町村数 1922 
議場に国旗が掲揚されている数 683(都内8) 


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