2006年07月19日(水) |
臨時会開催、25分間で6000円頂きました! |
議会というところは、お役人の無駄使いなどには厳しい指摘をするが、自らのことには寛容な所である。海外視察80万円、友好親善40万円などの「破格」については再三述べているが、費用弁償もそのひとつだ。
これは、議員が議会の招集を受けると支払われるもので、招集にかかる「費用」を「弁償」するという理由から、所得税は課税されない。大田区は23区中最高額の1回6000円。しかし、私の自宅から大田区役所までは、バスで210円、チャリなら暑いから缶ジュース1本が必要(?)として110円、自家用車ならガソリン0.5L約70円、タクシーで800円。どう使っても6000円はかからない。
本日は、無防備都市宣言の条例直接請求のための臨時会が開催されたが、議案は、その件と丁度時期が重なったので「北朝鮮への厳重抗議」の意見書採択の2件だけ。開会から閉会まで25分。これで6000円。なんとも、虚しさを感じる。
来年は選挙の年。なんとか今期中に、この費用弁償を大幅減額か、廃止にしたいものだ。
さて、無防備都市宣言についての審査は、本日の臨時会で、私の所属する防災・安全特別委員会に付託され、明後日に再度本会議を開催、請求代表者2名の意見陳述の後、委員会開催、不採択の委員会決定後、再度本会議開催で、本会議で不採択。という段取りだ。
私は、この無防備都市宣言には、最も積極的に反対する区議であることは、自他共に認めるところだと思う。しかし、今回のこの審査については、些かの疑問が残るのだ。
それは、15000人以上の署名を集めて「直接請求」という法令に基づいた行動を取っている以上、その運動主体が過激派であろうが、某国の手先であろうが、粛々と法令に則った権利を認めるべきだと思うのだ。
本会議における請求人の意見陳述は、1人10分以内に定められ、委員会における参考人は、認めない。というのが、今回の請求に対する、区議会の決定である。
しかしだ、防災・安全対策特別委員会の委員は全員「反対」であることが明白であり、質問に答える理事者(お役人)も、そんな条例を作る気がない。そのようなメンバーで委員会を開催しても「議論」にはならない。せめて、参考人として請求代表者に質問をするぐらいの配慮があってもいいのではないか、と再三訴えたが、NO。参考人を呼ぶとなると、議会日程が3日ではすまない、と事務局に言われたらしい。
そうかしら?今日の25分間の本会議の後に、委員会を開催し、参考人招致を決定し、即日「告示」、明後日に参考人を呼ぶ、ということは出来る相談だろう。
面倒なことは、なるべく避けて、さっさと終わらせよう、という態度は決して民主主義ではなく「独裁」と言うんだ。と、防災・安全委員長に苦言を呈したところ、以下のような返事があった。
区議会48人のうち、45人が反対していること。この議員を有権者が選出したこと、これも民主主義ですよね、いぬぶしさん!
う〜ん‥
↓無防備都市宣言についての私の過去の日記↓ 無防備都市宣言に共産党が賛成できない訳 無防備都市宣言は過激派by公安調査庁 平和だな〜無防備都市宣言だって 無防備都市宣言運動は極左? 無防備都市宣言についての一般質問
|