最近のお役人の発言、ウワサ等を聞いていると、私が「与党会派」とは到底思えないが、私はというと粛々、是々非々議員としてのミッションと良心に忠実に働いている。唯一「与党」としての礼儀(?)として、予算、決算には疑義を言いつつも反対したことはない。(与党会派⇒(首長の政策を支持する会派。大田区では共産党、緑の党以外は与党。私を含めて‥)
そこで、なぜ私がいつの間にか「与党らしからぬ」議員になってきたか、経緯をご説明する。
当選当初は、区議会議員として主に何をテーマに働いていこうか、漠然としたものしかもっていなかった。それが、ある書類を見てからテーマが確定した。それは「お役所、学校に区民の常識を」である。
見た書類というのは、ある学校の出勤簿だ。ゴールデンウイークや、金曜日、月曜日などに押された「生休」のスタンプ。学校管理職に聞けば、給食調理員さんの生理休暇だという。お歳を聞けば、ほとんどが定年前。ただ、制度として存在するので認めざるを得ない、と申し訳なさそうに言われた。当の給食調理員さんに聞けば「生理はないが、私だけ取らないと仲間はずえれにされる」と。
その問題から、公務員調理員が、一人3枚利用すべき給食の皿を、洗うのがイヤ、重いからイヤとの理由で2枚に削減していることが判明。有無を言わせない給食民間委託へとつながった。区内で給食の皿が2枚なら、公務員直営給食、週5日間すべて3枚以上だったら民間委託と思って間違いない。
そして、学校教員の問題へとすすみ、夏休みのインチキ「自宅研修」を出勤簿の開示から暴露した。さらには、区職員の服務に移る、という変遷をへてきた。
昨年からは、委員会が健康福祉委員会になったこともあり、障害者福祉、高齢者福祉の分野を随分と勉強させて頂いた。時丁度、改正介護保険法と身障者自立支援法の施行時期と重なったため、法の無情について考えさせられた。この点は、今後も監視していく必要がある。
さらに、区内施設でのアスベスト発生、23区清掃一部事務組合のサーマルリサイクル決定など、お役人の環境負荷に対する認識の甘さが目立ってきた昨今は、似合わない「環境問題」にも首を突っ込むようになった。
いずれも、お役所やお役人が決定した「既存路線」に異を唱えることとなり「区長与党」を自認しているにも関わらず、多分誰も(お役人は)そうは思っていない、と思う。
ただ、真の友人とは、彼(又は彼女)が誤りを犯しているとき、犯そうとしているとき、だまっている立場ではない。嫌われることを承知で「正してあげる」それが、親友である。その意味で、私は今でも超!与党のつもりだが‥わかんねぇだろうな
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