2006年06月17日(土) |
公立学校学力調査結果発表!大田区は23区中18位 |
東京都教育委員会は、平成18年1月17日に都内公立小学5年生と、中学2年生を対象に実施した学力調査結果を発表した。その概要は以下のようなものだ。(順位は私が計算したもの)
(23区26市の順位) 小学校 一位文京区330.4 二位千代田区329.1 三位目黒区327.0 最下位福生市292 下2番武蔵村山市295.6 下3番青梅市297.1 大田区⇒34位 307.1
中学校 一位国分寺市404.5 二位武蔵野市402.3 三位目黒区401.6 最下位福生市335.8 下2番武蔵村山市344.8 下3番東大和市349.6 大田区⇒36位 368.5
(23区の順位) 小学校 一位文京区330.4 二位千代田区329.1 三位目黒区327.0 最下位江戸川区304.7 下2番足立区305.5 下2番葛飾区305.5 大田区⇒18位 307.1
中学校 一位目黒区401.6 二位杉並区391.7 三位千代田区390.8 最下位葛飾区358.7 下2番足立区360.4 下3番江戸川区361.5 大田区⇒18位 368.5
*数字は、小学校4科目(400)中学校5科目(500)の正答率の合計
日教組などは、学校の競争をあおるので反対と訴えているが、これほど明確に差がでてくると、はたして反対ばかりしていられるだろうか。
さらに興味深いのは、小学校で1位の文京区は中学は9位。同じく2位の千代田区は中学では8位と、順位を大きく落としている点だ。優秀な児童が私立に進学してしまう結果なのだろうか。
また、最下位から下方の区、市も順位の入れ替わりは若干あるものの、顔ぶれは同じというのも、相関関係がありそうである。気になるのは、区部の低順位のところは、以前、就学助成金の支給率が高い区と一致することだ。
小学校上位チームが、中学になると順位が下がるのが、私立進学が原因で、下位グループの原因が、親の所得の低いことであるとすれば、大問題であろう。東京都教育委員会は、各区市教育委員会と協力して、単に順位を比較するのではなく、学力差の原因究明に努めていただきたい。
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