いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年03月17日(金) 独り言@予算特別委員会

 毎日、毎日、他の議員の質問と、お役人の答弁を聞く苦痛、いえ勉強の日々である。また、嬉しい悲鳴は、隣室の荒木秀樹議員が、毎日オヤツを強制的にくれることだ。昨日は、大森名物『なんとか餅』、今日は柏餅を、それぞれ、昼休みに1個、三時に1個『食べさせられた』のだ。大の甘い物好きなのだが、ダイエット中(本当!)の身、毎日、意志の弱さと、彼の優しさに負けている。

 さて、以下最近の予算委員会での質問から印象に残ったものをいくつかコメントしたい。

 生活者ネットワーク奈須りえ議員は、会派を代表して総括質疑50分。資料と調査に基づく質問には緊張感と迫力があった。その中でも、面白かったのは、大田区が東京都から購入した土地に、成形アスベスト板が露出していた問題で、都との契約に瑕疵担保責任条項がないことを指摘したところ、所管部長が「相手が知りえていたことについては、瑕疵担保の記載がなくても民法上の責任を問える」との答弁。なんじゃい、東京都はアスベストがあることを知ってて売ったんかい!

 自民党の最年少(多分28歳)の湯本良太郎議員の介護保険についての質問は、秀悦だった。当選したばかりのころは『生意気な兄ちゃん』と思っていたが、ここ3年間でメキメキ勉強し、とても素晴らしい期待の星になった。

 4月1日から始まる新介護保険法に基づく、介護予防の受け入れ態勢の不備について、具体的な数字を出させて、矛盾をつく論法は、今までの自民党ではないタイプである。きっと、先輩議員からは質問後にたしなめられているだろうが、とてもよい質問だった。

 公明党の淑女、古山昌子議員の認知症対策についての質問もよく研究されていて感銘した。公明党の質問の強さは、『区民相談』の生の声をもとに、行政に優しく迫る点だ。『事実』には、小手先の反論は通じない。

 もっともあきれたのは、共産党である。

 黒沼良光議員は、生活保護について具体的な事例をあげて質問したが、担当課長は『質問通告にないのでこて答えられない』だの『プライバシーに関するので答えられない』と、答弁しない。まったく議会軽視である。通告などしなくても簡単に答えられる内容であったし、プライバシーには触れずに答弁できる内容だった。黒沼議員は、もっと、抗議して追及すべきだが、あっさりと次の質問へ。

 藤原幸雄議員は、商店街振興策が不足しているとして、売り上げ向上のために、街路灯の電気代、設置費用の全額補助と、商店会館の設置を要望した。はたして、街路灯の補助が売り上げ貢献にいかほどの効果があるんだろうか。

 また、本日の大竹辰治共産党幹事長の質問も意味不明だった。公衆便所の清掃費が年々下がっているが、どうか、との質問。これは、実はある業者が手抜きをしつつ、低価格で落札をしている結果なのだが、その実態や奥深い問題には触れずに『便所掃除の予算は減らさないように‥』と結んだ。あれ‥なんだよ。

 ガンバレ野党、共産党!情けないぞ。

 寝るな、いぬぶし!情けないぞ。  すみません‥
 

 


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