34日間にも及ぶ、長い予算議会の渦中である。毎日毎日、理事者(お役人)と面と向かっていると、その仕草で、その人の人となりがわかってくるから面白い。大袈裟に言えば、その人の生き様から人間性まで見えてくる。
それは、特に『自分には関係ない』質問の時の態度でわかる。自らと違う意見の議員、または、素っ頓狂な質問をする議員に対し、明らかにバカにしたような笑い方をする役人が多い。また、これ見よがしに、寝る役人も多い。 これは、ふざけるな!と申し上げたい。僭越もいいところである。どんなに、とんでもない質問をしようが、反対で気にいらない質問をしようが、彼(又は彼女)の後ろには、3000人以上の区民の信託があることを忘れてはならない。
お役人席に座っている役人で、区民の信託を受けているのは、区長唯一人であり、それ以外は、公務員試験と管理職試験に受かっただけの『公僕』である。頭が高いぞ!各々方。まじめに聞け!
さらに腹がたつのは、『どうせくだらない質問するのだから、早く終わろう』と悪びれずに話す、幹部役人もいることだ。人として本当に可愛そうな人生を送ってきたのだろうな、と思う。名刺の肩書きがなくなった途端に、友達(実は取り巻き)がいなくなるタイプである。
そこで、頭が下がるのは、西野大田区長である。私は、一応区長与党を標榜しているが、必ずしも区長の政策すべてを『是』としている訳ではない。が、少なくとも、議会における態度を見る限り、ピカ一の人間性である。
彼は、決して議員の質問に対し、他の『小役人』のように嘲笑することはしない。腹だたしそうに聞いていることはあるが、絶対に議員の質問に『バカにした』ような態度を取ることはない。大将とは、かくあるべし、と思う。権限委譲や、指揮伝達方法などについては、彼の手法がすべて良いとは思わないが、この点だけでも、大将の器であると思う。
それ以外の幹部職員の相当数が、『嘲笑』やら『バカにした居眠り』をする。小物である。その姿は、哀れですらある。
誰がそうか。傍聴席からでも、すぐにわかる。是非、お出ましいただきたい。
お役人さま!そう思われたくなかたら、真剣に聞いてね!
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