2006年03月01日(水) |
ビッグイシュ-を皆で買おう! |
昨年暮れに大阪に視察に行って、街頭で雑誌を手にかざして販売しているホームレスらしき男性を見た。何か宗教関係かと思ったら、同僚議員がビッグイシュ-というホームレス支援の雑誌だと教えてくれた。
この運動は、ホームレスに収入確保の機会を与える事業として1991年に英国ではじまったそうだ。システムは簡単。販売者として登録したホームレスは、まず無料で10冊を受け取り、これを200円で売る。すると、2000円の収入が出来る。
次に、この2000円から次の雑誌を、1冊90円で仕入れ、同様に200円で販売し差額110円を収入とする。後は、この繰り返しである。
先日、市ヶ谷駅前で買った最新号に、昨年春から販売員となった、仙台のHさんのことが掲載されていた。彼は、3ケ月後に販売収入でアパートをかり、いまでは販売量日本一を目指し、毎日路上に立つそうだ。1日の最高販売数は107冊。1万円を超える収入となる。りっぱな商売だ。
大田区内では販売していないようだが、近隣で京急川崎駅、JR川崎駅周辺で入手できる。自ら労働する場と収入を提供する、民間の福祉、どうかお力をお貸しいただきたい。
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