2006年02月21日(火) |
介護予防サミットin東京 |
区議会では、6年間にわたり都市整備委員をやっていたので、それ以外の分野、特に健康や福祉の分野については、ほとんど関与したことがなかった。それが、昨年の常任委員会決定の際に、会派の中で様々な役職や、過去の所属を考慮したところ、健康福祉委員になった。
なった当初は、いかにも自分らしくない委員会だ、と思っていたが、学ぶにつれ、その必要性と、奥の深さに驚いている。
さて、今日は、先に大田区で「認知症にならないまちづくり」講演会を主催された、東京都老人総合研究所の「介護予防サミットin東京」に一人で参加した。
まずは、オープニングセレモニーで圧倒された!中央区ジャパンポンポンというグループによるチアダンスである。このグル−プの入会条件は「55歳以上、自称容姿端麗」だそうだ。最高齢74歳の熟女たちのチアダンス。いや、チアダンスというよりは、カンカンダンスといったほうが、あの熱気が伝わるだろう。会場は笑いと興奮(?)に沸いた。スゴイ!の一言。
以下、講演やパネリストの気になった部分の抜粋である。
白澤卓二氏(東京都老人総合研究所研究部長) カロリー制限で寿命は延びる。グッピーは1.4倍生きる。米国の15年間の赤毛サルの比較実験では、カロリ−を30%減らしたサルが若々しく、ガンの発生が極端に低かった。 おばさんと、大人の女性の違い=心意気
成田友代氏(中央区健康推進課長・医学博士) 全高齢者に対し、おたっしゃ21検診+口腔3チェクの検診を行い、リスクのあるなしを判別。区内を3ケ所にわけて地域介護予防を実践。
田上豊資氏(高知県保健福祉部副部長・医師) 何のためのテレーニングか?筋肉婆さん、爺さんを作るのか?⇒仲間作り、交流が重要である。 歩いて15分以内でいける所に介護予防の場を作ることが必要であり、行政は黒子。主役は高齢者。
松田晋哉氏(産業医科大学教授) 北九州市と協力して小学校区ごとの、高齢者のリスク別分布図を作成した。高齢者の外来受診圏を調べると1.9Km以内で、これは小学校区とほぼ同じ。 全国一律の基準はおかしい。介護予防は「まちづくり」地域の力が試される。
そして、一番印象に残った言葉:
心のアンチエイジングには「ときめき」が必要。使わないと心が老化する。(小池真理子氏の言葉を、前述白澤氏が紹介)
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