2006年02月01日(水) |
女系天皇問題は種と畑by渡部昇一教授 |
今朝は、7時から地元六郷神社の「一日参り」に参加し、その後行われた早朝講話で講師を務めた。題目は「今日の自衛隊」。あいにくの雨と寒さのため、参加者は少なかったが、旧軍出身者もいらして、熱心に聴いていただいた。感謝!
午後は、憲政記念館で行われた「皇室典範の拙速な改定に反対する緊急集会」に参加した。平日で寒い雨、という最悪のコンデイションにもかかわらず、参加人員1200人(うち国会議員107名)という大集会となった。会場内は通路も一杯。入場できない方々は、会場外で音声だけを聞いているという熱い集会。
主催者を代表して、お三方が登壇された。以下、印象に残った発言を。
三好達(日本会議会長 元最高裁長官) わずか10ケ月、30時間の審議で、2000年以上の歴史を変えようとしている。
平沼赳夫(日本会議議員懇談会会長 前経済産業大臣) 改革とは、変えるべきものは躊躇なく変え、守るべきものは断固として守るべきことだ。男系皇位継承は守るべきものだ。
渡部昇一(上智大学名誉教授) 皇位継承問題は、血統問題ではない。種と畑の問題だ。畑がどんなでも、稲を蒔けば米が取れ、麦を蒔けば、麦が取れる。DNAの継承は、そういうことだ。
いずれにも賛意を贈るが、もっともわかりやすく説いているのは、渡部先生であろう。ジェンダーフリーやら男女共同参画の議論と同様な視点で、今回の皇室典範改正、つまり女性天皇容認、性別にかかわらず第一子優先をしようという愚行は、断固として阻止しなければならない。
このことは、男尊女卑でもなんでもない。生物学的DNA継承の問題なのだ。
(参考) 女性天皇:男系の天皇家の女性が即位した場合。過去10代8人の女性天皇が即位されたが、いずれも未亡人か生涯独身で、子どもを出産していない。
女系天皇:女性天皇から生まれた子ども達(男女問わない)が即位した場合の天皇。
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