2006年01月10日(火) |
決めたことは変えません!ご理解を!by障害福祉課 |
お役人は、一度決定したことは議会がなんと言おうと、区民が意見を言おうが「決めたとおり粛々と」やることを旨とする。さらにウルサイ輩には、「いかに出来ないか」をわかりにくく説明する。栃木県に住む知人も市役所のお役人の「出来ない理由」にきれたとブログに書いている。
今回も、健康福祉委員会に対する区民からの陳情で、この体質を明らかにしてくれた。心身障害者(児)の家庭委託緊急一時保護という制度がある。これは、東京都の補助金を使い、保護者や家族が病気や冠婚葬祭などのために、一時的に介護ができない場合、登録した家庭で介護する、というものだ。
現在は、1ケ月4回以内で、1回6時間以内ということになっている。介護していただいた家庭には、1回5000円が支払われるのだ。ところが、来年4月から、都の補助金が打ち切られるため、区独自の施策となり、時間と金額を下げることになった。1ケ月4回以内、1回4時間以内で3500円というのだ。
まあ、これは限られた予算の中で行うこと、しょうがないだろう。そこで、陳情を出された区民の方は、複数回分を一回に使えたり(4時間X2回=8時間)、2時間単位で使えないか、という要望を出された。利用者ニーズにあった、もっともな要望だと思い、賛成することにした。
ところが、所管障害福祉課長さんは大変である。なんとかご理解を、と説明をされるが、まったく説明になっていない。合理的理由がないのだ。結局、決めたことは変えられない、という趣旨なのだ。
課長の出来ない理由: 1.4時間をひとつのくくりにと考えているので出来ない。 2.事前に券を渡すと事故が起きる可能性がある。 3.障害者団体に4時間でご理解を頂いている。
私の反論: 1.10月の調査では、29%の方が1回2時間以下の利用である。昨年度の利用11000件で計算すると、3300件、金額にして1099万円以上が過払いとなっている。であれば、2時間単位で利用できるようにするのが、税金の適正な支出と利用者ニーズにつながると思う。 2.現在も事前に渡しており、理由にならない。 3.障害者団体は、利用者に使いやすく変えたとして反対する訳がない。私が説明してまわるから、団体名住所を教えろ。
結局、この課長さん、私を説得することはあきらめて(説得になっていない)、大会派を説得(ご理解頂き?)に行かれた。大変だね!お役人さんも
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