いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2005年12月24日(土) クリスマスイルミネーションは政教分離違反じゃないんかい

 今日はクリスマスイヴ。なんでもありのわが国では、イエスキリストのご降臨(誕生)を祝って、日本中がわく。ケーキ屋さんは一年の売り上げの30%以上を稼ぎ、おもちゃ屋さんやお花屋さんなども、キリスト様の恩恵に預かる。

 さらにわが国の伝統的行事の感さえある、クリスマスのお泊りデート。私が旅行会社を始めた昭和50年代は、カップルの苗字が違うと一流ホテルは宿泊させてくれなかった。その後、昭和60年代になり、なぜかクリスマスは、恋人とホテルに泊まることが行事となった。

 わが社でも、「シングルルームに二人でうふふ」という宿泊プランを発売して、空前の大ヒット商品となったことがある。そもそも、イヴは、ユダヤ教の一日が日没をもって終わることから、12月25日のご生誕を、日没後の新たな日に祝う、というものだ。それが、なぜか、日本の若いカップルは、子作り行事(品がなくて失礼!)の日にしてしまった。

 さて、この日にあわせて、全国の商店街、自治体などでは、クリスマスイルミネーションが華盛りである。商店街の装飾には、区市町村や都道府県の商店街振興資金が助成されている。

 おいおい、おかしいじゃないかい!キリスト様のお祝いに、税金を投入するのかい。まあ、そんな堅いこといわないで‥という声が出そうだが、では靖国だって一緒だろう。

 初詣やクリスマスを「宗教行事」に参加している、と感じている国民はほとんどいないのではないだろうか。すでに、国民的行事にすらなっているといえよう。同様に、国家のために命をおとされた方々に、感謝の祈りを捧げること
は、後世の国民の義務であり、国民的行事に値するものだ。

 クリスマスのイルミネーションに税金を支出することが許されるのなら、「国立追悼施設」などという無駄遣いをやめて、靖国神社へ助成しろ!と申し上げたい。

 Merry X‘mas!


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