2005年11月13日(日) |
つまらねえ〜放送大学「現代社会論」面接授業 |
別に大卒の「履歴」が欲しい歳やら職業でもないが、若かれしころの若気の至りで中退したレベンジやら、学びへの欲求で、現在も放送大学教養学部の正規の学生である。
この大学は、通常、UHFとFM、スカパなどで開講されている放送授業を聴き(見)、レポートを送り、これに合格すると単位認定試験を受験する、という段取りである。ただ、卒業するためには、30単位以上を面接授業(学校に出かけて)で取得しなければならない。
そこで、比較的行事の少なかった、この週末を利用して世田谷学習センター(旧学芸大学)に「現代社会論」の授業を受けに出かけた。古い大学校舎をリニューアルしたセンターは、走ると廊下が鳴って、授業に迷惑をかけるような作りだ。予算つけろよ!(男女共同参画に9兆円もつけなくていいから!)
授業は、1時限がなんと2時間15分。10時に始まる1限は12時15分。土曜日は、10時から17時55分まで、同じ教室、同じ講師、同じ内容である。そして、今日は、午前1限、午後1限。これでやっと1単位認定だ。
さて、14名ほどの学生は、70歳近いであろう老紳士から20代前半と見られるギャル(死語か?)まで、幅広い。これが、この大学の面白さであもある。 さて、担当講師は、おお!美人である!(差別発言だ、といつもいわれるが、以前書いた「顔」という稿を参照されたい)ところが、授業たるや、つまらない。ほとんど放送授業とかわらない。
面接授業は、日頃顔を合わすことのない学生同志が、話せる少ないチャンスでもあり、一方的な板書と講義であれば、放送授業でやってもらいたものだ。さらには、手を上げて自らの知識と意見をしゃべりまくるオヤジを制止できず「センセイ!一人だけの意見を聞いていてはダメ」と、私が制止する有様。
たまげたのは、講師がコピ-してきた文献の出所。あのジェンダーフリーの権化たる上野千鶴子東大教授の「近代家族の成立と終焉(1994、岩波書店)」であった。思わず、休憩時間中に「センセイは、上野千鶴子さんの一派ですか?」と、質問してしまった。
前回の政治学の講師も、上野派だった。国立大学(放送大学の教授、講師は国立大学扱い)の教員にはジェンダーフリー推進派が相当数いる。これも、かの「女は男に引き上げてもらいなさい」と言いながら、「男女共同参画」を訴え、橋本元総理に引き上げられ、今回は「女」であることで比例第一位で当選した、猪口センセイのおかげかしら。
一方的な授業と、あの家族崩壊で青少年んの凶悪犯罪が激増したスエーデンを「教育・介護の社会化」のお手本である、というような内容の講義に嫌気がさし、1時限終了でお暇した。(5時限中4時限出席で単位はOK)
大学の講師にも、評価制を導入すべきだ。以前聴講した神奈川大学のメーケッテイング論での東京大学名誉教授もひどかった。研究成果も重要だろうが、「教授法」を学べ!こいつは、小学校や中学校の教員にも言えることだ。教えるプロだの自覚をすべての教員がもたねばならない。
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