いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2005年11月15日(火) おおっ!変わったな蒲田社会保険事務所

 ずいぶん前に、蒲田社会保険事務所の町金のような取立てと、感じの悪さを書いた。それから月日はたち、郵政民営化の次なる標的は社会保険庁であることは明らかであろう。

 今日は、新たに採用した社員さんの政府勧奨健康保険(中小企業のための健保)と厚生年金加入手続きに「あの感じの悪い」蒲田社会保険事務所に出かけた。昨日、書類などについて電話で確認したのだが、その際「わざわざお電話ありがとうございます」という、恐ろしく気持ちの悪い(本来なら当然なのだが、過去の感じの悪さからすると、変わり方が気持ち悪い!)対応を受けていたので、気持ちの準備(?)はできていた。

 さて、到着したのは、彼らが最も嫌がる閉庁間際の午後5時前。以前なら、相当いやな顔で出迎えられたのだが、笑顔である。用紙を無愛想に渡していた、あのおばさんは、今日は、一々書類の説明をしてくれ「お手数ですが‥」という言葉のオマケまでついていた。

 筆記台で記入していると、ベテランらしき女性が近づいてきて「おわかりになりますか?」すごいじゃん!窓口には、以前と変わらない事務的な中年のオヤジが座っていたが、愛想は以前に比較にならないほどいい。先客が手続きをしていたので、並んで待っていると、な、なんと奥から別の職員が出てきて「お待たせしました」以前は、絶対になかったことだ。

 保険証ができる間、壁面に飾られた標語らしきものを見て感動した。曰く‥

社会保険庁は変わります
窓口接遇マナー3箇条
1.明るい挨拶でお迎えします
2.お客様の気持ちになり応対します
3.積極的に一声かけさせて頂きます
電話接遇マナー3箇条
1.ベルが鳴ったらすぐ電話に出ます
2.所属名前を名乗ります
3.電話を切るまでが会話です
蒲田社会保険事務所サービス3箇条
1.親切・迅速・正確に応対します
2.わかりやすい言葉で丁寧に説明します
3.お客様の声に耳を傾け、真心をもってお応えします

 昨日と今日の電話、窓口での応対は、すべて上記に合格である。しかし、何が彼らを変えたのだろう。メンバーが変わったのではなく、同じ窓口の同じ人間の対応が、別人のようによくなったのだ。

 公務員でもやれば出来るじゃん。モチベーションはなんだのか知りたいものだ。給与下がるぞ、なのか、職場がなくなるぞ、なのか、それとも「このままではいけない」という自発的なものなのか。経験則から3点目のものではないと思うが、そうであったとしたら、素晴らしい!頑張れ社会保険庁!地方事務官!



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