2005年11月11日(金) |
あきれちまうネ!大田区職員労働組合闘争・職場討議資料 |
公務員の権利意識、既得権意識の「非常識」は、再三訴えてきた。職員からも「そうだ」という自虐的賛意や応援が、メールや郵便で送られてくることは喜ばしく、ありがたいことだ。
さて、今週、大田区職員労働組合は全組合員に「2005年賃金確定闘争・職場討議資料」〜職員をバラバラにし大幅な給与引き下げをもたらす「人事・給与制度改悪案」は撤回を!なるA412ページからなる文書を配布した。
内容を読むと「笑っちまう!(おっと、失礼)」。暫しお付き合いを‥
特別区の職場に「査定昇給」はなじみません 区長会が狙う「人事・給与改悪」その大きな特徴は、職員一人ひとりを「評価」で選別し、昇給に「差」をつける「査定昇給」制度を導入することにあります。だって。
あったりまえだろうに、そんなこと。今までが可笑しいだけでしょう。創意工夫をし、効率的な公務執行を心がける職員と、敬語すら使えず、定時前に退庁準備をする職員を同様に昇給させることのほうが、よほど「悪」だと思うのは、昇給のない議員にヒガミかしら。
所属長の「評価」で、昇給する人と昇給のない人が生まれる 「査定昇給」制度では、職員をA〜Eの5段階に選別します。Aの人は勤務成績が「極めて良好」として最大8号昇給します。現在の普通昇給(定期昇給)に該当するのは、勤務成績「良好」としてCにランクされる人で4号の昇給。Dランクは「やや良好ではない」として、昇給延伸。「良好でない」と「評価」されたランクEの人には、昇給そのものがありません。
とあり、さらには、以下のような時代感覚と「社会主義国家」かと疑う記載が‥
公務職場において職員個々の「能力・業績」をどのように把握するのでしょうか。人材育成と、給与に「差」をつけることは次元の違う問題。(中略) 「評価」により職員の給与を左右させることになる所属長の責任や能力もきびしく問われることになります。
大体、だまっていても「休まず、遅れず、働かず」で、誰でも1000万円プレーヤーになれる公務員全盛時代は、終焉したことを組合も気付くべきである。それであっても、Cランクで、定期昇給なみの昇給があるのだから、まだまだ甘い制度ではある。
上記で、賛成できるのは、「所属長の責任や能力」のくだりだ。区の管理職が職員を怒っている姿を見たことがない。(高級幹部が下級管理職を叱責することはよくあるが‥)能力的にも「?」マークが紛れ込んでいるのも事実である。
本改正により、働く有能な職員が評価されなかった「過去」と決別して、より優秀な管理職の登用と、職場の活性化を願ってやまない。区職員労組と、特区連(特別区労組の集まり)は、要求実現に闘争を実施するrしいが、納税者は誰一人(公務員以外)支持しないだろう。やるべきは、職員全員が頑張ればCランク以上の「評価」を得れる仕組み作りであろう。
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