2005年05月16日(月) |
おまえ何様だよ!都庁の係長さんよ! |
石原都知事が改革をすすめているように見えるが、目に見えるところ、目立つところだけで本質的に都庁というバカデカイお役人組織は、なんにも変わっていないのではないか、とよく思う。きっと、出世を捨て、趣味と退職後の悠々自適な余生を夢見るお役人にとって、知事なんか何を言おうとしったこっちゃない、というのが本音だろう。
さて、都のお役人がいかにエライか。今日、こんなことがあったそうだ。ある施設が開設認可になった。ついては、三枚の認可書を手渡すから、理事長、施設長、事務長が雁首そろえて、都庁に出頭せよ、とのお達しがあったそうだ。
国費、都費と補助金を頂き、許認可権限を都に握られている施設側は、止む無く、幹部3名が都庁に出向く。すると、所管の係長が、うやうやしく「都知事石原慎太郎」と書かれた認可書を渡すのだ。せめてさ、課長さんぐらい出てきなさいよ。偉いんだね、お役人は。理事長ごときじゃ会わないのかな。
出世もない、上司の課長やら部長に文句いわれ、大した天下り先ももらえない、お役人にとって、至福の時だろう。理事長、施設長、事務長なんて、ひっくりかえたってなれない人々に「そっくりかえって」、都知事になりかわり認可書を御下付賜るのだから…ちなみに、係長は労働基準法上の管理職ではない。残業手当もつけば、組合員でもある。
そういえば、最後まで、この必要な施設の建設に反対していたのは、他でもない、施設隣りに住む都庁職員だったけ…
頂いた認可書は、リサイクルのコピー用紙に都知事の公印を押したものである。こんなもの、書留で送ればお互い時間の節約になるだろうに。おっと、そんなことして合理化したら、お役人の権威と仕事がなくなっちまうな。
ときに、お役人さん!この施設を探し出して、意地悪しないでネ!私が勝手に書いてるだけだから。おお怖い、エライエライ係長さん!
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