2005年05月17日(火) |
横田滋・早紀江ご夫妻の早朝講演in目黒 |
平成6年12月から、倫理法人会という経営者の勉強会に加入している。これは、文部科学省生涯学習政策局所管の社会教育団体である社団法人倫理研究所の法人(企業)向け組織である。全国で5万社が加入し、毎週1回早朝(6時または6時半)に勉強会を開催している。
会のスタートにベルを鳴らしたり、歌を歌ったり、17ケ条を斉唱したりと、運営にビックリして「宗教だ!」と距離をおく方もいる。確かに、創始者である丸山敏雄氏は、戦前の一時期、人の道教団(後のPL教団の前身)に所属していたらしいが、倫理研究所は、一切の宗教団体、政治団体と一線を課す公益法人である。日本人はいつのころからか、宗教的なものへの「おかしな嫌悪感」を抱くようになってしまった。宗教心やら信仰心を持たない人こそ不幸であろう。
さて、今日は、目黒区倫理法人会のモーニングセミナー(勉強会)の講師が、北朝鮮により拉致された家族会代表の横田滋・早紀江ご夫妻であると聞き、大田区倫理法人会のセミナーを欠席して会場の目黒雅叙園に出かけた。
早朝にもかかわらず、283名の経営者たちがつめかけていた。そして一番前の席には、この会の会員として、また新進党でご一緒だったご縁の青木目黒区長(元都議)の姿もあった。
滋さんは、特定船舶入港禁止法の制定や外国為替法を改正し、経済制裁を出来る環境を作りながら、小泉首相が決断しないことに怒りを表した。そして、首相は世論に敏感だ、皆さんの関心の深さが問題解決の道である、と訴えた。
早紀江さんは、拉致当時のご自宅周辺の地図を示しながら、拉致前の不審な事件を紹介され、誰にも起こりえた事件であることを語りかけられた。さらに、皆さんのお子さんが拉致された時の心情を考えて欲しい、と。最後に、拉致問題は私達家族の問題ではない、日本が国家として国民を守れる国なのかどうかである、と結ばれた。
何度聞いても、その都度、涙がでる。
明日、わが国は、あの万景峰号を「合法的」にお迎えする。「お願いしますよ。国民がうるさいもんですから、形だけ保険会社と契約してくださいよ。そうすれば、こちらもやりやすいんで…」外務省、国土交通省幹部、北朝鮮に骨抜きにされた政治家たちの、そんな声が聞こえるような気がするのは私だけだろうか。
ふざけるな金正日! 腐れ外務省!腰抜け小泉首相!
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