2005年05月13日(金) |
お役所仕事の好例2連発in都市整備委員会 |
今日は、この1年(6月〜翌5月)最後の都市整備委員会である。スタートの「幻の犬伏都市整備委員長」に始まって、なかなか面白い一年間だった。当選以来、一人会派のため委員会が選べなかったらり、委員長予定のため、選べなかたりと、いつの間にか6年間、都市整備委員(当初へ名称が違った)を務めた。来月からは、どうやら違う委員会になりそうなので、最後である。
所管事務報告ではエッポクが二つあった。
第二京浜国道と環状七号線の松原橋交差点は、排ガス濃度が都内ワースト3とか。エライ学者さんと、お役人が知恵を絞って、地下に排ガスの蒸留装置を作って実験をしたのだ。結果、入ってくる大気と排出して戻す空気の間には「除去効果があった」そうだが、周辺全体の測定値では「顕著な差」はなかったそうだ。
所管課長さんに質問した。 犬伏:イニシアルコスト(建設費など)と、ランニングコスト(施設維持費)はいくらか。 課長:現在資料を持ち合わせていない。 犬伏:所管の事業については、概ねの事業コストを管理職なら把握しておいて欲しい。まあ、新任ですからやむ得ないが… 課長:本事業は、国と東京都に事業なので… 犬伏:その感覚がダメなんだ。事業主体がどこかなんぞは、区民には関係ないことだ。地元自治体としての意識を持て。
お役人としては正しいが、区民としては納得いかない答弁であろう。
もうひとつは、同じ地元に住む荒川善夫議員の質問というか激怒の演説。大規模公園やらプールを民間委託(正確には指定管理者制度)するにあたって、プロポーザル(提案制度)で業者選定を行なう、という報告に怒った荒川先輩。
私は、プロポーザルは談合よりヒドイと再三言ってきたのに、私の議会での発言を聞いているのか。プロポーザルにすれば、結果、今受託しているビルメンテナンス業者が受けるに決まっている。ビルメン業者が、プールを経営しているんだ。ノウハウなんかある訳ないだろう。
と、まったくその通りと、応援の質問をした。区の入札は相当数が談合の疑いがある。お役人なら皆知っている、が言えない、と。
最後に委員会が終わって、まちづくり担当の課長に、区役所本庁舎前の駐輪場の張り紙について文句を言った。これは、自転車駐輪場の利用券売機の調子が悪かった時(現在は修理済み)、券が出なかったら「ここをタタク」と出ますよ、と現場係員が親切で貼った紙である。
先月15日の委員会でも「みっともないから剥がせ」と依頼して、課長も撤去を約束したのだが、1ケ月たった今日現在まだあったのだ。課長さんは「すみません!委員会の帰り(彼のデスクは本庁舎ではない)に剥がしていきます。」と、すまなそうに言ってくれた。
が、本日、生ビールをガブ飲みして、自転車駐輪場を通りかかると「ふざけるな!」まだ、貼ってあるではないか。酔いのせいもあり、私自ら「強制撤去」させて頂いた。恐るべし、お役所仕事!
でも「器物破損罪」で告発しないでね。
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