いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2005年04月07日(木) 二つの入学式での「君が代」斉唱

 桜も開花し、今週は入学式真っ盛りだ。大田区でも昨日が小学校、今日は中学校の入学式が一斉に行なわれた。昨日は例によって「押しかけ来賓」として、地元の小学校の入学式に出席した。

 いつもながら嫌なのは「立ちましょう」「礼をしましょう」「座りましょう」という、言い方だ。起立、礼、着席、でいいじゃないか。きっと、日教組や全教さらには、「エセ市民派保護者」などから、「軍隊教育である」とでも文句が出るからだろう。

 さて、国歌斉唱である。ここは、いつも大声をあげ、歌っていない教員をチラチラ見ながら歌っているのだが、この学校では新入児童の一部が、負けじと、いやしれ以上に「大声」で国歌を歌っているのだ。

 なぜなら、この小学校には、六郷幼稚園の卒園生が相当数入学しているからだ。(3月17日の日誌参照)彼らは、幼稚園で「国歌は大きな声で歌う」という、国際的常識を教えられてきたのだ。ところが、6年間の「公教育」の成果で、小学校の卒業式では、ほとんどの児童が「国歌」を歌えなく(教えられていない)なってしまうのだ。恐ろしき、公立小学校!

 さて、今日は、区立中学校の入学式には出ずに、娘の高校の入学式に出席した。
娘によると、昨日、一昨日の二日間行なわれた、入学前オリエンテーションでは、「国歌斉唱」の練習があり、指導教員より「もっと大きな声で!」との指示があったそうだ。

 校旗とともに飾られた「国旗」は、厳粛な式典に色を添えていた。号令も当然、「起立」「礼」である。そして、国歌斉唱。眼下(私の席は、ホールの3階席)の新入生たちは、大きな声で歌っていたが、残念なことに、保護者席の父母からは、声があまり聞こえなかった。

 ここの新入生たちは、今までは「国歌」など歌ったことがなかったろうが、この3年間の私立学校の教育で、卒業式には「大きな声」で国歌を歌うことになる。

 私立幼稚園卒業生と、私立高校卒業生は「国歌」を学び、大きな声で歌うようになり、公立校では、それが出来ない。

 ちなみに、この高校、入学時同レベルの偏差値の公立高校に比較して、3年後には格段の進学実績を示している。

 嗚呼、NIPPON!公教育とはなんぞや。

そういえば、高校近くの東急あざみ野駅前交番の若い警察官。駅に向かう横断歩道で、すべての人々に礼をしながら「おはようどざいいます!」と挨拶していた。感動!神奈川県警やるじゃん!


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