いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2005年03月26日(土) センセイよ!生徒に迎合するのもいい加減にせい!

 大田区で、区立学校教員の不祥事が相次いでいる。教頭が給食費64万円をピンハネして懲戒免職。「受精するためのペニスの勃起時の長さは?」と期末試験問題を作る保健体育教員。

 そして、またまた、センセイやってくれましたな〜。蒲田に近いある区立中学校の理科担当教員(40歳代男性)が、なんと、こともあろうに授業中、R-15指定(15歳未満中学生鑑賞禁止)のバトルロワイヤルを鑑賞させたというのだ。

 この教員は、学年末の2年3年生徒に対して「見たいビデオはないか?」と、自らレンタル店から借りてきたビデオ4種類を提示して聞いたところ、2年生の2クラスがバトルロワイヤルを選択したので、理科教室において授業中鑑賞させた。

 女子生徒の中には、鑑賞中泣き出して教室を出るものもおり、保護者の通報で発覚した。

 この映画は、中学生同士が殺しあうというもので、昨年、大田区立中学校の放送室を生徒が占拠した時には、この映画のテーマソングが、この占拠した生徒らによって校内に放送され、警察沙汰になった。

 さらに笑えるのは、3年生3クラスと2年生1クラスが選択したビデオのタイトルは「忍者服部君」。これはきっと、新学習指導要領にのっているビデオなんだろうな。きっと…

 以前、夏休みにチュウハイを飲んでいる教え子に、親しげに話しかけ、注意すらしない、巡回教員のことを書いたが、まったく勘違いしている教員が多いのにはあきれる。児童生徒と迎合すること、仲良くすることが「良い教員」だと思っているのだろうか。大いなる間違いだ。

 また、こういう問題が明らかになると、一部PTAは、問題教員の味方になることがある。「でも、いい先生だった」と。これも違う。教員は、教えるプロであり、そのことが出来なくて「いい人」であっても、失格である。

 大田区の教員に限らないだろうが、あまりにも情けないバカ事件が多すぎる。まあ、今回、唯一の救いはマスコミや、私にバレる前に、区議会こども文教委員会委員には、教育委員会幹部から連絡があったことだ。

 学校の徹底した情報公開と、教員の厳格な授業監察、人事評価しか救う道はない。人事評価に反対しているセンセイ、何か反論してみい〜!


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