2005年03月18日(金) |
ライブドアは虚業?大田区長答弁 |
相変わらず、毎日予算委員会が続く。昨日の委員会では、面白い答弁があった。それは、自民党の議員から「ライブドアとフジテレビの戦いについてどう思うか」との質問が区長にあった。
それに対して、西野大田区長の答弁が興味深かった。
あのような虚業は如何かと思う。やはり、額に汗して働くべきである。(発言要旨)
さて、どうだろう。私は、そうは思わない。社員2000名近い雇用を作り出し、資本金250億円以上、信販会社から証券会社まで傘下にある企業を「虚業」と言えるだろうか。
企業のあり方、仕事に仕方、価値観は時代とともに確実に変わっている。ライブドアの堀江社長の生き様や手法は、書物で読む限り、私のそれとは、到底相容れないものだが、だからと言って「虚業」とは思わない。りっぱな事業である。
額に汗して働くことだけが「尊い」という価値観は、私には、かえって違和感を感じる。働くことの価値観は、その人それぞれに違うと思う。そして、その違いを認め合うことが必要だろう。この点は、区長答弁には、あえて異論を述べたい。
私は、平成11年以来「区長与党」のつもりである。(と言ったら「エッツ!」と驚いた区幹部がいたが、そのつもりなんだが…。)が、是々非々、反対すべきは予算案と決算以外は、あえて反対の意思も表明してきた。
一番の相違点は、放置自転車だ。区長は「放置は撤去」のスタンスであるようだ。勿論、自転車置き場は毎年設置はしているが、相変わらず、年3万台以上、2億円をかけて撤去している。
私は、この問題は撤去では解決しない、と再三訴えている。年2億円が「撤去」という、なんの生産性もない作業に費やされていくことはやめ、例えば、その費用で、駅至近距離にコンピューター制御の高速地下駐輪機を設置する。(こいつは凄い能力です!)
または、現在「とてもキレイに整頓され放置されている場所」に、白ペンキで線を引き「駐輪帯」にして「放置」から「合法」にしてしまう。この二つだけでも、蒲田駅前の放置は相当解決されるはずである。
が、撤去である。
どんなに言われても、この「放置自転車」と「虚業」は、相容れない感覚である。どうか、ご再考を!
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