いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2005年03月17日(木) いつもながら感動の六郷幼稚園卒業式

 この時期、午前中は式典。午後は予算特別委員会という日が続く。今日は、幼稚園の卒園式だ。区立幼稚園と私立幼稚園から招待を頂いたが、身はひとつ。自宅から近く、いつもながら感動する卒業式を実施される私立六郷幼稚園に出かけた。

 この幼稚園は、学校法人立だがその経営母体は、地元の名刹六郷神社である。宮司さんが園長先生を兼任。氏子総代や崇敬会役員も来賓として参加する。

 式典は実に厳粛に、規則正しく行なわれる。開式の辞に続いて「一同敬礼」である。区立幼稚園は「立ちましょう」だ。どちらが、式典として相応しいだろうか。
国歌斉唱は、物凄い!こんな大きな斉唱を聞いたことがない、というほど園児が大きな声を出して歌う。自らの国を誇らしげに国歌を歌う、当たり前のことが、こんなに珍しいとは…

 園児は名前を呼ばれると「ハイ!」と大きな声で園長先生の前にすすみ、直立不動で礼。公立校では「序列をつける」だの「あなたらしければいい」などという、おかしな平等意識により見受けられない「皆勤賞」「精勤賞」も贈られる。

 曽野綾子さんが1月15日付け、産経新聞正論コーナーにおいて述べておられた言葉を思い出した。

「来年から都立高校のカラキュラムに「奉仕活動」が入る。ボランテイアを強制するとは何事か、という議論も起きるだろう。この国は、国旗国歌を愛するという世界の常識を教えてこなかった。挨拶も犬をイヌと呼ぶことも最初は強制により教えられる…」

 教育の基本は「強制」である。そう私は信じている。決して「生徒と仲良くすること」や、「あなたらしさ」を拡大解釈して、自由奔放に振舞わせることではない。その意味で、六郷幼稚園の幼児教育は正道である。

 教員がお金をピンハネしたり、ハレンチ行為をしたり、さらには異常行動を取ることを「非常識」と思えない、公立学校で「常識」を教えることははたして可能か。公立各学校教員に問いたい。


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