今日も本会議である。今回は、予算委員会もあるため会期が3月28日までの長帳場である。人の話を聞くのが不得意な、いや嫌いな私にとって「区議会」ならぬ「苦議会」でもある。
本会議では冒頭、各交渉会派(所属議員3人以上)の代表質問、そして、各議員あて8分ずつ割り振られた一般質問が行なわれる。代表質問には、区長や教育長が答弁するのが慣例で、一般質問は部長級が答える。代表質問は、区政の大きな流れ、軍隊で言えば戦略的な部分、一般質問は、各論であるところの戦術を聞くものだ、と大前研一氏の政策学校で習った記憶があるが、議会の現場ではほとんど同じ扱いである。
また、質問原稿は全文、質問の数日前に担当課長が取りに来て、所管部課で答弁を調整して当日に臨む仕組みなので、言うなれば「大朗読大会」の感もある。質問原稿も、ひょっとして、お役人が書いたのでは?と疑いたくなるものも出てくる。「従前」など、一般的に使わない言葉を多用したり、本人が書いた部分と、書いてもらった部分が明らかに文体が違う、等そう感じてしまうのだ。
実際、東京都幹部職員やら他の自治体幹部から、議員の質問原稿を書いた、という話は聞く。ヒントをもらたり、事実関係の確認に力を貸してもらうのは当然だが、答弁する人間が質問を書いているような事があったとすれば問題である。
私は、ヤジをよく飛ばす。以前は一番前に座っていたので、小さな声でも発言者に届くが、今は一番後ろなので、相当デカイ声を出さないと届かない。隣近所の議員さんには迷惑だが、大声でヤジっている。品がないと言う方もいるが、ヤジは議会の活性剤だ、と思っている。ヤジも慣れないと入れるタイミングが難しい。大田区議会では、大先輩のN議員と、T議員のヤジがタイミングといい、言葉といい秀悦である。
ヤジもなく「シーン」としているのは、あまり面白くない質問、多くの議員が興味のわかない質問なのではないだろうか。また、居眠りも、新人のころは「寝るな!」と、お役人に怒鳴っていたものだが、意味のある「居眠り」もあることがわかってきた。
つまり、寝てはいないのだが、わざと寝る、いやふりをする。お役人も議員も、事前に通告した者以外は、議場では発言が出来ない。(動議などは別)従って、「何言ってんだよ」という意思表示は、ヤジか居眠りしかない。議員はヤジが出来るが、流石に、お役人はヤジる訳にはいかないから、ボデイランゲージで「寝る」。と、私は思っている。
いや違う。日々、必死に業務をこなしているから、お疲れなんだ。きっと
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