2005年02月26日(土) |
何やっとんじゃいこの国は!北朝鮮籍船16隻入港許可 |
政府は昨日、北朝鮮籍の船舶に船舶賠償保障法により、わが国に入港するために必要な証明書を交付した、と発表した。この法律は、保険未加入の同国船籍の船舶の入港阻止に効果があるであろうと考慮されて、3月1日から適用される予定だった。
ところが、16隻の北朝鮮船籍の船は、ニュージーランドにあるMMIA(NZ)という保険会社と保険契約を締結して、申請をしてきて、これを許可せざるを得ない、というのだ。
産経新聞によると、このMMIAは支払い能力に疑念がある、とされているが、この記事には、親サンケイ派の私も、いささか首をかしげる。
このMMIAという保険会社は、2004年6月までは、米国大手損保INGの子会社だったようだが、同月に、オーストラリアの大手損保QBEに7億ドル余りで売却されている。QBEは、といえば、わが国の大手損保や生保とも提携関係にある、高収益会社であるから、まあ、支払い能力には心配はないと思う。
それより、横田めぐみさんのニセ遺骨をつかまされたり、核はもってるぞ!と脅かされたり、それでも、入港許可をするとは、この国は何を考えているのだろう。 国土交通大臣(公明党)は「法に則って許可した」というが、法の解釈を都合よく変えるのは、わが国高級官僚の得意技ではないか。
今回の措置は、北朝鮮が戦車で日本の公道を走りたい、と申し出て「わが国の自賠責保険に加入したので許可した」と、言っているぐらいバカげた決定である。
それとも、国交大臣も外務省も、さらには小泉さんも、何か「北」に遠慮があるのだろうか。ここは、「平和政党」に所属する国交大臣に、なんとしても「拉致家族の平和」を取り戻す努力をお願いしたいものだ。
入港許可は取り消せ!
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