2004年12月17日(金) |
李登輝元台湾総裁に来日ビザ発給。あったりまえだろう! |
政府は、李登輝元台湾総裁に対し、来日ビザの発給を決定した。それについて小泉首相は『来日目的が家族旅行であり、断る理由がない。日本は二つの中国という立場は取らない』と述べた。
相変わらず、ボケである。
ボケの理由1: 李氏は現在『私人』であることが、中国に対する言い訳のようだが、これもあきれてしまう。公人であれ、私人であれ、わが国の出入国諸法規に則って、所管行政庁が手続をするならば、中国にいや、どこの国にも『いい訳』などいらない。
ボケの理由2: 二つの中国という立場を取らないとすれば、来年から台湾の人々のわが国訪問にはビザが免除になり、中国からの訪問は免除にしない、ということは、どう説明するのだろうか。
米国の入国査証(ビザ)も、中国国籍の人の申請は本国照会で1ケ月以上かかり、台湾国籍であると、翌日または翌々日発給される。これは、日米両国とも、心情的には、中国を信用していないが、台湾は信用できる。しかし、マーケットは中国が圧倒的に大きいので、それぞれの政治的支持層である財界の意向や、ODA利権により、形式上は中国を承認している。こう考えるているのでは、と邪推してしまう。
以前も書いたが、昨年、台湾正名運動(独立運動)の大デモ行進に、日の丸と『必勝』鉢巻をして参加した時の沿道の人々の『ありがとう』との日本語での大声援は忘れることができない。同じことを中国でやったら、多分、半殺しか『虐殺』にされてしまうのではないだろうか。
李登輝元総裁訪日熱烈歓迎!
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