いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年11月02日(火) 『あなたらしければいい』ふざけるな!そんなもん教育じゃない

 最近、『あなたらしければいい』などという言葉が、子供の教育現場で使われているようだ。さらには、子供の権利条約などを引き合いにだして『子供の権利』を声高らかに叫ぶ輩もいる。世も末である。

 子供には、人として保障されている基本的人権はあるが、まだ発達途上であり、当然、その権利義務は制約され、保護者の監督下にある。ところが、何を勘違いしたのか、子供には『自由』があるとして、『あなたらしければいい』と大合唱しているのだ。

 いささか前になるが、ある保育園で『保育状況の参観をしたい』との保護者の申し出に『それは保育園が決めるのではなく、園児に聞いて見ましょう』と、保育士たちが答えたという。本気で言っているとしたら、恐ろしい。

 不登校の子供にも、きっと『あなたらしけらばいいの』と言って、登校を強制しない親と学校。どんなに授業中、うるさくても、寝ていても『あなたらしければ』と、注意しない教員。

 そんな教育現場の『教育成果』が、わが国社会の隅々まで行き届いている。
自転車は好きな所に止め、ゴミは捨て放題、『自分探し』の旅に出て、国を巻き込み、最愛の家族を不幸のどん底にする。子供を生みながら『あなたを産んで幸せだった』などという、無責任な遺書を残してネット集団自殺をする。

 『あなたらしさ』は、社会や家族に迷惑をかけない範囲で表現しなさい、と学校も家庭も社会も、子供たちに教えなければならない。

 いや、その前に(一部のボケ)教員に、そのことを教えなければなるまい。


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