2004年09月08日(水) |
新旧二つののタイプの大会に参加 |
今日は、戦後日本の復興を支えてきた「官僚型政治」の象徴である陳情大会と、最近の新しいタイプの首長選挙の典型「マニフェスト」の検証大会と、まさに新旧を象徴する大会二つに参加した。
最初の大会は、エイトライナー、メトロセブン合同促進大会である。これは、環状8号線(かんぱち)と環状7号線(かんなな)の地下に鉄道を整備して、東京の環状交通網を整備しよう、という大会である。
関係9区の区長、区議、町会長、関係団体、国会議員、都議などが一同に会して、大会宣言を採択し、余興やら講演を聴く、という趣向で、今年で8回目ぐらいだ、と思う。大田区では、区役所で出発式を行い、弁当と記念品を配って、貸切バスで出かける。区職員も同行して、総勢100名を超え、100万円以上の税金が費消される。田舎の農林水産業の陳情大会のような会合がはたして、意味があるのだろうか…毎年、異議を唱えている。
こちらは途中で抜け出し、次に向かったのは、早稲田大学。ここのマニフェスト研究所主催で、第一回ロ−カルマニフェスト検証大会が開催された。所長さんは、衆議院議員4期、三重県知事を2期務められた北川正恭氏だ。
最近話題の、マニフェストを作って知事選に臨んだ5人の知事のそれを評価検証しよう、というものだが、よくぞ現職の知事5名を一同に集め「まな板の鯉」にしたものだ。
5名の知事の発表の後、評価者が評価していくのだが、各知事のプレゼン能力や、人柄、生き様が良くわかって、実に面白かった。各知事の評価は以下のとおり。(大会での評価は150点満点だが、判りやすく100点にて表示)
神奈川 松沢 54 岩手 増田 58 福井 西川 54 佐賀 古川 57 埼玉 上田 52
個人的には、佐賀の古川知事が、東大法学部卒の自治官僚でありながら、わかりやすい言葉で、ユーモアを交えて話されていたのがえらく気に入った。反対に、埼玉の上田知事、神奈川の松沢知事は「選挙慣れ」した語りが、いささか鼻についた。 いずれの大会も、参加者約1000名。どちらが、今風で意義ある大会か。ちなみに、エイトライナーを抜け出して(又は、最初から参加せず)、早稲田にいた大田区議は私を含めて3名。(たまたま現場で会った)その後、若い区議さんと、その同級生二人の院生を誘い、オヤジの説教大会を高田馬場でやっちまった。反省!
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