いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年08月27日(金) 航空自衛隊予備自衛官招集訓練1日目

 以前書いたように、本日より5日間、航空自衛隊小松基地で実施される、予備自衛官招集訓練に参加する。

 予備自衛官とは、わが国有事に常備自衛官(現職)だけでは対応できないことが想定されるため、自衛官OB(最近は陸のみ民間人も可)から採用された非常勤の国家公務員である。年間5日間の訓練が義務付けられており、現在、陸上46000名、海上1100名、航空800名(いずれも定員ベース、充足率80%)体制となっている。

 さらに、陸上自衛隊のみ、即応予備自衛官という制度があり、こちらは有事のみならず平時の災害派遣などにも招集され、訓練は年間30日間、給与年額50万円と厚遇だが、訓練は相当厳しい。

 今日は、8時までに東京府中基地に集合。所属部隊長である、防空指揮群司令に申告をし、身体検査に衛生隊に向かう。今回、府中地区からの参加は3名、いつのまにか最先任(参加者中最も階級が上で階級内での序列が最上)になってしまった。まあ、3名のうちでだが、年月の流れを感じる。



 その後、マイクロバスで埼玉県入間基地に向かい、ここで昼食。そして、空輸ターミナルに行き、認識票を受け取り、輸送機に搭乗する。この認識票は、万一墜落した場合に、誰の遺体か識別するためのもので、もらう度に寒気がする。

 入間基地から小松へ向かうのかと思えば、防衛庁は凄い経路をとる。なんと、茨城県にある百里基地に向かうという。まったく反対方向だ。百里で20分ほど「トイレ休憩」を取り、一路小松基地へ。

 結局、小松に到着したのは出頭してから8時間後の16時だった。ホテルと見間違うような外来宿舎に到着。

隣の食堂の壁には「カファテリア日本海」の文字が…
よっしゃ、今晩の夕食はカニか?と期待していたら、カレーライスだった。ショック!

 夜は、初めて会った仲間と隊員クラブ(基地内で唯一飲める居酒屋)へ。
おえ〜!焼き鳥まずい〜!コロッケまずい〜!それでも杯はすすみウイ!


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