いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年07月18日(日) センセイのおかげでカレーが出前されました!

 区役所二階の「くすのき」というレストランについて、再三改善を要求してきた。なぜ、そんなにしつこく追求するかというと、これが「家賃無料」という恩恵にありながら、経営努力をしないからだ。

 蒲田駅前の109坪もの店舗を無料で東急の子会社に貸しているのは「大田区職員文化会員(区職員の団体)の福利厚生増進に寄与するため(使用許可書から引用)」である。が、職員の利用は、総額の20%程度。とすれば、使用目的には合致しない。行政財産の使用許可要件を満たしていないので、取り消す必要がある。

 と問い詰めると「いや、すでに一般区民利用施設になっている」と答弁される。では、だ、なぜ区民が区役所を利用している午前9時〜10時の間、午後3時以降は閉店してしまうのか?との問いには「人件費が出ない」話にならん!(当初の契約では、営業時間は、午前9時から午後5時だった)
 
 区民共有の財産を営利企業にこのような状態で無償で貸し付けるなど大問題である。また、許可権者(大田区長)も被許可者使用者(文化会会長)も西野善雄氏というのは、双方代理となり法的な問題もあろう。

 このような論点で何度も所管課に改善を申し入れ数ヶ月。気になり、たまには食事にいく。先週、12時20分に、職員専用(誰でも買える…)の2割引カードを1000円買って、いざレストランへ行くと、Aランチ売り切れ、Bランチ売り切れ、パスタランチ売り切れ、とのランプがついている。何があるんじゃい!まだ、20分しかたってないぞ。仕方なく、外の店にした。余程売れたのか、売上予想がヘタで品切れになったのか…

 食後に、ある職場の区職員から礼を言われた。「センセイのお陰で、下のレストランが、カレーを出前してくれました」今までは、弁当以外の出前は一切してくれなかった店が、カレーを持ってきた、と喜んでいる。なんちゅう店だったんだ。
そんなことは当たり前だろう。

 この職場に限らず、庁舎内には、多くの弁当業者や、ソバやさんなどが出前にきている。「くすのき」は、庁舎内2階にある、という地の利がある。内線電話で注文も出来る。カレーだろうが、そばだろうが、台車でエレベーターを使えば数分で出前できるだろうに…殿様商売やってたんだな。

 そういえば、改善効果の例が、もうひとつ。先日、「民主・自由・未来」の控え室から、幹事長がアイスコーヒーを、このレストランに出前注文したが、断られた。なぜなら、時間が午後3時15分。(営業終了15分後)傍らで、この電話のやりとりを聞いていた私。思わず「持ってこい!」と叫んだところ、12杯のアイスコーヒーが無事届いた。ただ、まだまだなのは、「レジ閉めちゃったんで、明日集金にきます」と。二度手間でしょよ、それじゃ。お金持ってかえればいいのに…
でも、持ってきてくれただけエライエライ。さて、世の飲食店経営者さん、この実態をどう思われるか…109坪タダですよ!

 早く、普通に当たり前のことが、当たり前に出来る店に変身して、契約通り午前9時〜午後5時まで開店してね!

 それが出来ないのなら、出てけ!


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