2004年07月16日(金) |
自治体総合フェアー2004 |
一昨日から、東京国際展示場を使用して自治体総合フェア2004、駅まちづくりフェア2004が開催された。
これは、自治体が抱える様々な問題を解決する糸口を見つけるセミナー、シンポジウム。また、そのツールとなるソフト、器材を扱う業者、政府官庁、先進自治体などが出展しているもので、自治体見本市のようなものだ。
たまたま、ネットサーフィンをしていてHPを見つけて、本日、交通バリアフリ−セミナーと、シンポジウムに事前登録をした。入り口で、自治体・行政と書いたIDカードを受取る。セミナーの時間まで展示ブースを回るが、やけに私の人気が高い。
なぜか?それは、入り口でもらったIDの色にあった。緑は「自治体・行政」の入場者のIDなのだ。つまり、「お客候補生」なのだ。相手も最終日、熱がこもるが「月間稟議書の枚数は?」「介護保険適用所帯は?」「人事管理システムの更改予定は」など、矢継ぎ早の質問には「知りません」としか答えようがなかった。情けねぇ〜
午前中のセミナーは、国土交通省のお役人が「交通バリアフリーの国庫補助」について講演されたが、レジメ読んでるだけで、眠くなり中座した。それでも、レジメがよく出来ているので、ありがたい。
午後のシンポジウムは、都立大学の教授がコーデイネーター、役人、鉄道、コンサルがパネリストとなって「交通バリアフリーの現場から」と題して行われた。都立大学と聞いただけで「赤の巣窟」との先入観を抱くのは、私はちょっとおかしいだろうか。
しかし、この都立大の秋山先生、どうしてどうして話は分かりやすいし、コ−デイネーターとしても、話題のふり方も上手だ。当日の秋山哲男教授の金言は以下↓
*何でも受けとめる心、高い志を持つ *基準通り作る、やる時代は終わった。基準を上回るものを作れ ⇒施設も志高く *役人は当事者に「お金がない」ということを絶対に言わない *委員には「学識ノンキャリア」は入れない (学識はあるが、経験のない人) *障害者だけがよい街づくりはしない
買い物袋一杯にもらった、自治体合理化の資料を手にしながら家路を急いだが、これだけのフェアーで、5800人の大田区職員には一人しか会わなかった。さらには、全国市議会議長会が後援しているのに、議会事務局からも、主催者からも、区議会議員には何の通知もなかった。
議員は勉強しなくても、お役人がするから結構、ということだろうか。そういえば、会場内を「議員バッチ」を着けながら闊歩していた、どこぞの市議さんは場違いだったな〜
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