投票日の今日、私は増元照明候補の開票立会人として、大森スポーツセンターに設けられた開票所に出かけた。開票立会人とは、各陣営から開票所に出向き、疑問票を点検したり、投票数を確認する。
午後8時15分に集合し、まずは、到着した投票箱の中身がすべて出されたか、どうかの確認。そして、まわされてくる「疑問票」の有効、無効の確認作業である。しかし、すでに「疑問票」には、「有効」「無効」の付箋が選管職員によって つけられており、7名(東京選挙区)の立会人が、機械的にシャチハタで「確認印」を押す。
選管が「有効」としたものを「無効」と意思表示することは出来るが、あくまで「参考意見」で、最終判断は8番目にハンコを押す「開票責任者(選挙管理委員)」に委ねられている。が、ここで選管判断が覆ることは、まずない。
無効票の例: ○○へ ○○だ ガンバレ○○ 書き間違えた候補名に訂正印を押したもの
有効票の例: ○○さん ××党○○ 朱色の墨で書いたもの
面白かったのは「意地悪ばあさん」。これなどは、ある候補の芸名のようなものだろうから有効にすればいい、と思うが無効。さらには、同じ候補の名前の後に、○○ダーと書いたものがいくつかあったが、これも無効。○○は、正しい候補者名なのだがダメだという。理由は「不真面目」そうかね。選挙に来ない連中より、よっぽどマジメだと思うが…
笑ったのは、ある候補者と一文字だけ同じ区内の「駅名」を書いた票。これは有効票とされた。具体名を出せば面白いのだが、「投票の秘密」の暴露になるので書けない。例えば、蒲崎さんという候補がいたとして、投票用紙に「蒲田」と書いたようなものだ。そりゃないだろう、これは「駅名か地名」だよ、と食い下がったが 有効となった。
だったら、次回の区議選挙で「六郷」と書いてあったら、六郷出身の候補で按分しろよ、とも付け加えたが、我ながら、これは無茶苦茶なロジックだった。
また、選挙区の投票で「他事記載」として無効になった票の多くが、比例候補の名前であったり、政党名が記載されていた。せっかくの票が、制度の複雑さにより、無効となるのは残念だ。
さらには、比例票には、懐かしい「自由党」と書かれたものがあったらしい。(比例票は、私は見れない)この扱いについては、自由民主党とすべき、との意見と、無効との意見があり、どうなったのだろう。
いずれにしても、せっかく投票所に来て頂いた「票」は、不真面目だろうが、「ヘ」や「ダー」がついていようが、なるべく有効にすべき、と考えるのは「落選経験者」のヒガミだろうか…
日本中の候補者の皆さん、ご苦労さん!そして、新しい参議院議員のセンセイ方よろしくお願いしますよ。
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